「彼はもう戻って来ないだろう」ロシアで“沈黙”のウクライナ元主将に東京五輪の金メダリストが痛烈皮肉!「ルーブルは祖国の尊敬より価値があるんだろ」

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼にとって不快だと思う」

敵国で沈黙するティモシュク(左)を皮肉ったのがベレニク(右)だ。(C)Getty Images

 ウクライナ代表の元主将で、最多キャップ(144試合)を誇るアナトリー・ティモシュク氏は先月12日、ウクライナ・サッカー協会(UAF)から、「コーチングライセンスの剥奪」「タイトルの剥奪」「代表の記録からの抹消」「ウクライナでのサッカー活動の生涯禁止」など、極めて厳しい処分を科された。

 現在、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクでアシスタントコーチを務めているにもかかわらず、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まった後も沈黙を貫き、「侵略者のクラブとの協力を止めず、働き続けている」ためだ。

 こうした態度に、ウクライナ代表時代の同僚や現代表選手、さらに元妻まで批判の声をあげるなか、新たに発言したのが、ウクライナのレスリング選手にして、国会議員のザン・ベレニクだ。

【画像】元夫のティモシュク氏を糾弾したナブロトスカさん
『Dynamo mania』によれば、昨夏の東京オリンピックで、グレコローマンスタイル87キロ級で金メダルを獲得した英雄は、ティモシュクについてこう発言した。

「彼の行動の後にウクライナに来るのは、彼にとって不快だと思う。おそらくもう戻って来ないだろう」

 そして、「アナトリーは選んだんだ。 (ロシアの通貨である)ルーブルは、祖国での尊敬や敬意よりも、彼にとって価値があるんだろう」と痛烈に皮肉っている。

「カネのために、母国を捨てた」――。ベレニクはそう感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
【動画】ウクライナ軍の兵士が元代表主将ティモシュクのユニホームを玄関マット代わりにする驚きの映像

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