ひとりのファンが衝撃の暴挙に及んだのが、ポルトガル・リーグ第29節のギマラエス対ポルト戦だ。

　首位のポルトが1点をリードして迎えた後半アディショナルタイム４分だった。ギマラエスの男性ファンが、ふらふらとピッチに入り込む。

　そして、ギマラエスのロシーニャにハグを求めるかと思いきや、いきなり蹴りを入れると、近くいた同僚のジェニー・カタモにもキックをかましたのだ（よけて命中せず）。

　このファンは警備員や選手たちに取り押さえられた後も暴れていたため、血気盛んなポルトの闘将ペペが落ち着くようになだめるという"珍シーン"もあった。

【動画】衝撃の愚行！乱入した観客が味方選手に連続キック！ペペがなだめるシーンも…

『infobae』によれば、ピッチに入って"捕獲"に協力したギマラエスのペパ監督は試合後、「こんなのは見たことがなく、本能的な反応だった。すぐにフィールドに入って、（選手と）引き離そうとしたのは当然だった」とコメントした。

　またMFアンドレ・アウメイダは「驚いた。何が起こったのかわからないので、あまり言いたくない。とても奇妙で、正しい行為ではない」と話している。

　そもそも、なぜ歩いて乱入したこの男が、選手と接触するまで誰も止めなかったのか。プレーヤーが無事だったのは幸いだったが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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