少年のスマホを叩き壊したC・ロナウド、セーブ・ザ・チルドレンのアンバサダーを退任へ。理念とは真逆の蛮行

2022年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

インスタで謝罪も火に油を注ぐ結果に

C・ロナウドの少年サポーターへの暴力行為が、波紋を広げている。(C)Getty Images

 子どもを守る――。クリスチアーノ・ロナウドが取ったのは、この理念とは真逆の行動だった。

 事件が発生したのは、現地時間4月9日に行なわれた敵地エバートン戦(●0―1)後のこと。敗戦に苛立ちを隠せないマンチェスター・ユナイテッドの大エースは、ドレッシングルームに引き上げる際、あろうことか通路の入り口付近にいた14歳の少年のスマホを地面に叩きつけたのだ。
【動画&画像】C・ロナウドが少年のスマホを叩き落としたとされるシーンと地面に転がるスマホ

 少年の母親は現地メディアの取材に応じ、スマホは故障し、息子の手にはあざが残ったと語るなど、事態は大事に発展。マージーサイドの警察当局は、本件に関して"暴行疑惑"として捜査に踏み切っているとも伝えられている。

 そうしたなか、スペイン紙『AS』は11日付けで「クリスチアーノ・ロナウド、児童への暴行でセーブ・ザ・チルドレンのアンバサダーを退任へ」と報道。「この団体は4月9日のエピソード以降、ストライカーを大使として迎えることを望んでいない」と説明している。
 
「セーブ・ザ・チルドレンは子どもたちが安心して過ごせることを望んでおり、彼がアンバサダーであり続けるのは矛盾している。マンチェスター・ユナイテッドのストライカーは少年の手を叩いて、携帯電話を地面に落とさせ、衝撃で粉々にしたのだ」

 C・ロナウドは事件後、インスタグラムで「僕らが直面しているような困難な瞬間の感情に対処するのは決して簡単ではない。それでも常に敬意を払い、忍耐強く、美しいゲームを愛するすべての若者のために模範を示す必要がある。激昂したことをお詫びしたい。可能であれば、フェアプレーとスポーツマンシップの証しとして、このサポーターをオールド・トラフォードでの試合に招待したいと思う」と鎮静化を図った。

 しかし、被害者側からは「あの謝罪は、私たちに向けてのものではなかった。少なくとも私の息子に対するものではない。それに怒りを覚えた。謝罪したと言っておきながら、していないなんて、なんて失礼なんだろう」と糾弾され、火に油を注ぐ形となっている。

 CR7のブランドイメージの悪化は免れず、今後は刑事罰を受けることも考えられるなか、アンバサダーの一件は、"最初の一撃"に過ぎないかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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