【J1採点&寸評】鹿島0-3横浜|3得点に絡んだエウベルがMOM。鈴木は獅子奮迅の働きで及第点以上の評価

2022年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島――終盤にまさかの3失点

伝統の“オリジナル10”対決は横浜に軍配。お互いに強度の高いプレーで激しくバトルするなど見応えのある内容だった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第8節]鹿島0-3横浜/4月10日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
先手必勝とばかりに前半から強度の高いプレーを繰り返したが、好機を逃し続けたことで、心身ともに疲弊してしまった。アディショナルタイムを含め、終了10分あまりで、まさかの3失点。力を振り絞ろうとするも全体的に足が止まり、一矢報いることさえかなわなかった。

SYSTEM:4-4-2/スターティングメンバーは、GKにクォン・スンテ、4バックは右から常本、関川、三竿、安西、ダブルボランチは樋口と和泉、2列目は右にJ・アラーノ、左にA・カイキ、2トップは上田と鈴木

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
DFの対応の甘さとオウンゴールによって、立て続けに失点を重ねた。GKとしてはなすすべがなく、マイナス査定にあたらず。

DF
32 常本佳吾 5(85分OUT)
後半から登場してきたエウベルの"つかみどころのなさ"に手こずった。攻撃陣に人数を割くために、荒木に代わってピッチをあとにした。

DF
5 関川郁万 5.5
CKの際、一瞬だけマークを離してしまい、先制点を献上。全体を通してみれば、出色のパフォーマンスながら、たった一度の悔やまれる対応に思わず崩れ落ちた。
 
DF
6 三竿健斗 6
的確なポジショニングで危険なエリアを幅広くカバーしていた。オウンゴールのシーンは背後から走り込む相手がいただけに責められないだろう。

DF
2 安西幸輝 6
スプリント回数はチームナンバーワンの28回。守備に追われる時間が長かったが、ゴール前で身体を張るなど、献身的な姿勢が光った。

MF
7 ファン・アラーノ 5(63分OUT)
39分、ドリブルで独走した鈴木からのパスを左サイドで受け、クロスを上げようとするも蹴り損ね、チャンスをフイにした。スタンドのあちこちからため息がもれた。

MF
14 樋口雄太 6
左からサイドチェンジのパスを繰り出したかと思ったら、数秒後には右サイドに位置し、相手のカウンターの芽を摘んだ。持ち前の運動量で、攻守に貢献した。

【J1第8節PHOTO】鹿島0-3横浜|終盤怒涛の3発!好調鹿島を撃破し鬼門の地で貴重な勝利!
 

次ページ鹿島――指揮官は6試合目にして初黒星

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事