「悪童」が揃い踏み!? サンプドリア、カッサーノに続いてバロテッリにも関心

2015年08月13日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

本気のフェレーロ会長、すでに代理人と接触。

プレシーズンマッチの出場はなく、プレミア開幕戦もベンチ外だったバロテッリに、サンプドリアのフェレーロ会長が触手。派手好きの会長は、カッサーノに続いてこの悪童も手に入れるのか。 (C) Getty Images

 ワルテル・ゼンガ監督の意向を押し切ってアントニオ・カッサーノの復帰を実現したサンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長は、イタリアを代表するもうひとりの「バッドボーイ」マリオ・バロテッリの獲得に動き出した。
 
 バロテッリはリバプールでブレンダン・ロジャース監督の構想から外れているが、600万ユーロ(約8億4000万円)という高年俸はサンプドリアのような中堅クラブにとって明らかに過剰。しかしフェレーロは本気で獲得を望んでおり、可能性を追求すべく、すでに代理人のミーノ・ライオラに接触している。
 
 移籍実現には、リバプールが年俸の一部負担を受け入れることが不可欠だろう。昨シーズンの低調なパフォーマンスなどのおかげで、バロテッリの市場価値は1年前の2400万ユーロ(約33億6000万円)から1100万ユーロ(約15億4000万円)にまで暴落しており、リバプールにとっては、いま手放せば大きな損失を出すことになる。
 
 実現にはいくつものハードルがあるとはいえ、サンプドリアが本気であることは間違いない。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事