J１リーグは４月６日、第７節の８試合を各地で開催。ヤマハスタジアムではジュビロ磐田対川崎フロンターレが行なわれ、１－１のドローで決着した。

　２連敗中の磐田と前節セレッソ大阪に１－４の大敗を喫した川崎の一戦。川崎が序盤から細かく繋いで押し込む展開が続く。セカンドボールをことごとく回収し、主導権を握るも、フィニッシュの精度を欠き、なかなか得点には至らない。

　32分には、左サイドからの遠野大弥のクロスに、ニアへ走り込んだ知念慶がダイビングヘッドで合わせるも、シュートは枠の外に外れる。

　磐田は６本のシュートを打たれたが、集中力を保って粘り強く守り、スコアレスで前半を折り返す。
 

　後半も川崎が攻勢を強める。59分には味方のスルーパスに反応してDFラインの背後に抜け出した知念が、GKとの１対１を迎える。しかし、飛び出してきたGKをかわし切れずシュートを放てない。

　すると一瞬の隙を突き、磐田が待望の先制点を奪う。右サイドの敵陣深くから、鈴木雄斗がグラウンダーのクロスを供給。これに反応し、ゴール前へ走り込んだ大森晃太郎が左足で合わせてネットを揺らす。

　それでも川崎は90＋４分、GK三浦龍輝のキャッチミスを見逃さなかった知念がこぼれたボールをゴールに流し込み、同点弾。試合はこのまま終了し、川崎は２試合勝利なし、磐田は４試合未勝利となっている。

　次節、磐田は10日にアウェーで湘南ベルマーレと、川崎は９日にホームで柏レイソルと対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部