「先史時代も今も10万年後も難しい」ペップ、アトレティコの“5―5ー0”にぶっちゃけ!「我々のFWに参考文献はなかった」

2022年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「5―3―2でプレーするだろうと思っていたけど…」

グアルディオラ監督が、アトレティコの奇策について語った。(C)Getty Images

 現地時間4月5日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第1レグで、マンチェスター・シティはアトレティコ・マドリーとホームで対戦。堅守に手を焼くも、70分にフィル・フォデンのスルーパスからケビン・デ・ブルイネが値千金の一発を奪い、1―0で勝利を収めた。

 ロースコアとなったこの一戦において、とりわけ注目を集めたのが、アトレティコが繰り出した奇策だ。なんと、ディエゴ・シメオネ監督は、5バックを敷いたうえ、中盤にも5枚を並べる5―5―0の超守備型システムを用いたのである。

 スペイン紙『AS』によれば、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「ハードな戦いで、とても難しい試合だった。彼らは最終ラインで協力し合って守備をする達人だ」と振り返り、スペイン王者の"10枚ブロック"について、こう語っている。

「彼らは5―3―2でプレーするだろうと思っていたけど、右ウイングに(アントワーヌ)グリエーズマン、左ウイングにジョアン(フェリックス)を置き、5人を2列に並べる5―5で来たね。先史時代も今も、そして10万年後も、5―5に攻撃することは非常に難しい。スペースがないんだ。彼らはとても守備が上手い。我々のフォワードに(攻略する)参考文献はなかったよ」
【画像】最終ライン5枚、中盤にも5枚!アトレティコが繰り出した衝撃の5ー5ー0
 それでも後半の途中に、ついにゴールを奪った。この場面に関しては、得点を生んだ2人の絶妙な連係を褒め称えた。

「最後は我慢の末に、フィルとケビンのいい動きからゴールを奪うことができた。その後も得点に結びつかなかったが、ケビンから2本チャンスがあったね。まあでも1―0だろうが2―0だろうが、マドリードでは難しい戦いが待っていることは分かっている。勝ちに行くよ」

 勝負の決まる第2レグは来週13日、舞台をアトレティコの本拠地、ワンダ・メトロポリターノに移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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