「弱いベトナムを相手に失望させた」久保建英の出来をスペイン紙がバッサリ「日本代表では道に迷っている」

2022年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前半はほとんど何も残さなかった」

先発したものの違いを作り出せなかった久保。写真:田中研治(サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影)

"日本の至宝"に手厳しかった。

 3月29日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表はベトナム代表と埼玉スタジアム2002で対戦。1-1の引き分けに終わっている。

 注目の久保建英は4-3-3の右ウイングで先発出場。何度かチャンスを作り出し、吉田麻也が奪った54分の同点弾にも絡んだものの、決定的な役割は果たせず。期待された代表初ゴールは、またもお預けとなった。

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 マジョルカでプレーする20歳を酷評したのが、スペイン全国紙の『AS』だ。「日本は久保への信頼を失う」と題した記事で、「レアル・マドリーから貸し出されているマジョルカの選手は、弱いベトナムを相手に失望させた」と綴った。

「日本の久保には皆が期待しているが、今では彼はほとんどいないに等しい。20歳の日本の希望は、たいしたことのない選手になってしまった。森保監督の計画において、ますます重要性を失い、ファンの間でのウエイトは減っている」

 同紙は、久保の出来について、「最低の前半を終えた。彼はほとんど何も残さなかった。非常に臆病なシュートで、2つの良いお膳立てを無駄にした」とバッサリ。「後半はきちんとした仕事で批判を減らすことができた」としながらも、62分で交代となり、「自分を証明するのに理想的と思われた機会を逃した」と綴った。

 さらに、記事は「久保のタッチ数は46回で、パス成功率は69%に過ぎず、14回もボールを失った」と指摘。「日本代表では道に迷った」として、ウイングのポジション争いに触れ、「伊東と南野は議論の余地がなく、三笘の登場は彼らの考えを根本的に変えた。このままの状況が続けば、久保は岐路に立つ」と伝えている。

 本大会のメンバー入りも危うくなってきた――。『AS』紙はそう見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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