「4-0だったのに…」前田大然が88分に見せた猛プレスをセルティックOB&現地メディアが驚嘆!「本物の拍手が送られた」

2022年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼の仕事ぶりはとんでもない」

その献身性が話題となっている前田。(C)Getty Images

 事実上勝敗が決した試合の終了間際でも、前線からのプレスを怠らなかった。セルティックのOBは、前田大然のそんな姿勢を称賛している。

 3月20日に行われたスコットランドリーグ前節のロス・カウンティ戦で、セルティックは4-0と快勝した。この試合で1ゴールを挙げた前田が、88分に最前線で相手をチェイスした場面は、動画SNSで話題になるなど称賛の的となっている。

 セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、1980年代から90年代にかけてプレーしたOBのピーター・グラントは、『Scottish Daily Mail』紙で「マエダは先発出場でチームをけん引し、火をつけた。88分でGKにプレスを仕掛けたが、そのときにスコアは4-0だったんだ」と述べた。

「セルティックはそれらを生かしている。監督がピッチに立ち続けるべき選手を分かっていることを示しているね。それがテンポを保ち、ファンを盛り上げ続けると分かっているんだ。ファンは、4-0でリードしている試合の残り2分にGKへプレスをかけようと40ヤードを走る選手を応援するからね」

【動画】現地で話題!4点差で88分に猛プレスを掛ける前田大然
 古橋亨梧の復帰が近いと騒がれているセルティックだが、シーズン前半戦でブレイクした日本代表ストライカーが抜けた穴を埋めてきたのが、前田やギリシャ代表FWのギオルゴス・ギアクマキスだ。

『67 HAIL HAIL』は「このように言うと現実じゃないみたいであり、敬意を欠くつもりはないのだが、セルティックはあまりキョウゴの不在を感じなかった」と報じている。

「もちろん、ポステコグルーが万全のスカッドから選べたら、キョウゴが先発出場するだろう。そこに疑問はまったくないと思う。だが、もしも明日彼がフルコンディションで戻ってきても、現在の調子ならセルティックをけん引するひとりとなるのは確実にギアクマキスだ」

 同メディアは「マエダもそのプレーにふさわしい評価を得ている。得点を挙げなくても、彼の仕事ぶりはとんでもない。それまでも88分にわたってしっかり走り続けていたのに、ロス・カウンティの守護神をチェイスしたことは、セルティック・パークから本物の拍手が送られた」と続けた。

「セルティックはしばらく、キョウゴの得点が成功の前提となっていた。開幕当初は確実だ。だが今、彼が戻ってくるのはとても大きなボーナスとなっている。もうひとつの武器なのだ。それ自体が驚くべきことである」

「ギアクマキスとマエダは素晴らしかった。彼らは本当に称賛に値する。キョウゴが戻ってきたら、我々はもっと危険になるだろう。セルティックには、リーグのほかのチームたちにとって夢でしかないようなストライカーたちがいるのだ」

 古橋復帰で前線が充実するセルティック。インターナショナルウィーク明けの初戦は、宿敵レンジャーズとのオールドファームだ。優勝争いの行方を左右する大事なダービーマッチで、古橋は復帰を遂げるのか。ワールドカップ予選を辞退した前田は活躍できるのか。大きな注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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