【オーストラリア戦のスタメン予想】CBで推したいのは…大迫に代わるCF選びも焦点

2022年03月24日 サッカーダイジェスト編集部

ワールドカップ出場を懸けた大一番

オーストラリア戦のスタメン予想。冨安、酒井、大迫らは不在となる。

 カタール・ワールド出場を懸けた最終予選も残り2戦。3月24日、日本代表は第9戦のオーストラリア戦(現地時間20時10分/日本時間18時10分)をアウェーの地で迎える(最終戦はホームでのベトナム戦)。

 12チームがふたつのグループに分かれて戦う今最終予選で、本大会の出場権を掴めるのは各上位2か国、計4か国で、各3位チームはプレーオフへと回る(勝者は南米予選の5位チームと対戦)。

 5連勝を飾り、6勝2敗(勝点18)でグループBの2位につける森保ジャパンは、4勝3分1敗(勝点15)で3位のオーストラリアに勝利すれば、7大会連続となる出場権を手にできる。ただ、敗れればオーストラリアに順位を引っくり返され、グループ3位に転落するだけに負けられない一戦だ。

 もっとも怪我の影響でCBの冨安健洋を招集できず、森保ジャパンの軸であるCFの大迫勇也、右SBの酒井宏樹、そして前田大然も参加を辞退。ベストの布陣を組めない状況にある。

 一方でオーストラリアも厳しい台所事情を抱える。最終戦に6勝1分1敗(勝点19)で首位に立つサウジアラビア戦を控えるオーストラリアは、MFトム・ロギッチらが怪我の影響で、MFアーロン・ムーイ、ジャクソン・アーバイン、DFキー・ロールズ、クレイグ・グッドウィンが新型コロナウイルスの陽性判定で不在となり、同じくグラハム・アーノルド監督もベンチ入りできるか不透明な状況だ。

 ただし手負いの獣ほど恐ろしいものはないと言われるように、日本にとって難しい試合になることは間違いない。日本はアウェーの地でオーストラリアに勝利したことがなく、当日は雨の予報。ラグビーのゲームで荒れているというピッチは"重馬場"になりそうで、グラウンドコンディションはボールを回したい日本にとってはマイナスに働くかもしれない。そのなかで森保一監督はどんなスタメンを選ぶのか。
 GKは守護神の重責を担い続ける権田修一で間違いないだろう。経験豊富な川島永嗣が控えているのも心強い。

 CBでは1、2月の中国戦、サウジアラビア戦の負傷欠場から復帰したキャプテンの吉田麻也が引き続き欠かせない存在。ポイントはその相棒選びで、ここでは前述の2試合で30歳にしてワールドカップ予選初出場を果たし、好プレーを示した谷口彰悟を推したい。プレシーズンに代表活動があったことで、今季開幕当初はややらしくないプレーもあったが、ここ数試合は川崎で出色のパフォーマンスを披露。ドイツのシャルケで逞しさを増す板倉滉も候補で、2次予選で組んだ吉田とのコンビネーションを考えれば板倉の線も考えられる。ただ、パス出しや守備対応を鑑みれば、やはり谷口のプレーを見てみたい。

 SBはこちらも年始の代表活動や新型コロナウイルスの影響でFC東京の活動がストップするなど、コンディション調整に苦しんだ印象のある長友佑都が、それでも左SBのファーストチョイスか。中山雄太もいるが、最終予選の大一番と考えるなら、経験豊富な長友の力が必要になりそうだと映る。

 酒井が不在の右SBは、序列から考えても山根視来がチョイスされるのではないか。縦への推進力や強度の高いプレーが真骨頂の酒井に比べ、インナーラップやクサビのパス、そして神出鬼没な動きが上手い山根の働きには期待したい。もしかしたらこの試合のキーマンになるかもしれない。

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