【サニックス杯】鳥栖U-18が初優勝!トップデビュー済みの逸材がハットトリックの大活躍で広島ユースの連覇を阻む

2022年03月20日 松尾祐希

3位決定戦は柏U-18が青森山田にPK戦勝利

鳥栖U-18が広島ユースを破り初優勝を飾った。写真:松尾祐希

 3月20日、サニックス杯ユースサッカー大会が福岡県のグローバルアリーナで4日目が行なわれた。

 各組の1位から5位までがそれぞれ対戦した順位決定戦では、A組1位のサンフレッチェ広島ユースとB組1位のサガン鳥栖U-18が決勝で対戦。今季のU-18高円宮杯プレミアリーグWESTでも鎬を削る両雄の対戦は予想外のスコアとなった。すでにトップチームでプレーしている鳥栖U-18のMF坂井駿也(新3年)がハットトリックを達成。6-1の大差で勝利を収めた鳥栖U-18が初優勝を果たし、広島ユースの連覇を阻んだ。

 3位決定戦では青森山田と柏レイソルU-18が対戦。こちらもU-18高円宮杯プレミアリーグEASTで顔を合わせるチーム同士の対戦となったが、互いに譲らずスコアレスで迎えたPK戦で柏U-18が3位を確定させた。

 その他では5位決定戦で長崎総科大附が前橋育英を1-0で下し、7位決定戦では大津が米子北に2-1で勝利。9位決定戦では神村学園が新1年生の注目FW・名和田我空の2ゴールなどで、東海大福岡を4-0で下している。また、グループAの名古屋グランパスU-18が出場を辞退した影響で11位決定戦は中止。B組6位の東福岡が11位となった。

 鳥栖U-18の初優勝で幕を閉じた今年のサニックス杯。選手たちは今大会で得た手応えをどのような形で飛躍につなげていくのか。コロナ禍以前のように国際大会として開催できるかどうかも含め、来年のサニックス杯からも目が離せない。

【順位決定戦 試合結果】
決勝 サガン鳥栖U-18 6−1 サンフレッチェ広島ユース
3位決定戦 柏レイソルU-18 0(3PK0)0 青森山田
5位決定戦 長崎総科大附 1−0 前橋育英
7位決定戦 大津 2−1 米子北
9位決定戦 神村学園 4−0 東海大福岡

最終順位
1位 サガン鳥栖U-18
2位 サンフレッチェ広島ユース
3位 柏レイソルU-18
4位 青森山田
5位 長崎総科大附
6位 前橋育英
7位 大津
8位 米子北
9位 神村学園
10位 東海大福岡
11位 東福岡

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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