【逸話】ペレが「年俸666倍オファー」を拒否! 60年前に誘われた名門クラブとは?

2022年03月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

数々の逸話や近況を教えてくれたという。

サントス時代のペレ。写真:Alberto LINGRIA

 言わずと知れた「サッカーの王様」が、元ブラジル代表FWのペレだ。
 
 ワールドカップ優勝3回、キャリア通算で1281ゴール(1363試合)はいずれも前人未到で、FIFAには「20世紀最優秀選手」にも選ばれているスーパースターだ。
 
 3月17日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』の連載「フットボールの裏側」では、リカルド・セティオン記者がペレに電話インタビューを実施。81歳になったキングは、旧知のセティオン記者に貴重な秘蔵写真を送ってくれるとともに、数々の逸話や近況を教えてくれたという。
 
 その中の1つが、移籍話だ。ペレは全盛期をサントスに捧げたことで知られるが、その間に実に100以上のチームから誘われた経験があるという。
 
 一番高額のオファーが1961年、セリエAのインテルから届いたもの。提示された年俸は1億ドルだった。当時ペレがサントスから貰っていた年俸は15万ドルだから、実に666倍の条件だ。
 
 しかしペレは、この巨額オファーもいつも通りに断ったという。カネや名声よりも、愛するサントスでのキャリアを選んだのだ。
 
 年俸が666倍になるオファーを蹴るのは、時代にかかわらず誰にとっても簡単ではない。ペレが「サッカーの王様」と言われる所以は、数々の歴代レコードはもちろんだが、こうした素晴らしい人間性にもあるのは間違いないだろう。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【本人提供】「サッカーの王様」ペレの秘蔵写真!貴重なGK姿、奥様と笑顔も
 
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