ウクライナの英雄レブロフがチェルシーへの制裁を支持「アブラモビッチがプーチンに直接関係しているのは間違いない」

2022年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とても感銘を受けて、感謝している」

チェルシーへの制裁について語ったレブロフ。(C)Getty Images

 英国政府は3月10日、ウクライナへの軍事侵攻を進めるロシアのウラジーミル・プーチン大統領に近いとされるチェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏の資産凍結を発表。これにより、新規のチケット販売の禁止やグッズショップの閉鎖を強いられ、新たな選手の獲得や既存の選手との契約延長も禁止となった。

 こうした制裁について、「正しかった」と主張したのが、元ウクライナ代表の英雄セルゲイ・レブロフだ。母国メディア『CHAMPION』が伝えている。

「制裁がプーチン政権に資金を提供している人々に打撃を与えたことをうれしく思う。制裁がアブラモビッチにも影響を与えたのなら、彼がプーチンと直接関係していることは間違いないということだ。私はそれを支持する」
 
 現役時代は代表やディナモ・キエフでアンドリ―・シェフチェンコと2トップを組み、トッテナムやウェストハムなどでもプレーしたストライカーは、かつてプレーした英国の人々からメッセージが届いていることも明かしている。

「(元イングランド代表の)デイビッド・プラットは私に、とても心配していると書いてくる。私が対戦した多くのプレーヤーが、『あなたとウクライナのために何ができるか』と尋ねてくる。とても感銘を受けて、感謝している」

 現在、UAEのアル・アインで監督を務めるレブロフは先日、シーズンが終わり次第、ウクライナに戻って、祖国の防衛に参加したいとの意思を表明していた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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