「アンフェアだ」パリSG指揮官ポチェティーノがメッシとネイマールに対するファンのブーイングに怒り

2022年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らリスペクトされるべき存在だ」

ネイマールとメッシに対するサポーターの態度に言及したポチェティーノ監督。(C)Getty Images

 現地時間3月13日、リーグ・アン第28節が行なわれ、首位のパリ・サンジェルマンはホームで最下位ボルドーと対戦し、3-0の勝利を収めた。

 この一戦で、チャンピオンズ・リーグ(CL)敗退が決まったチームに対して、一部のサポーターが激しい怒りを露わにした。試合中も、ウルトラス(熱狂的なサポーター集団)はメッシやネイマールにボールがわたると、口笛や野次が沸き起こり、ゴールを決めたネイマールに対してもブーイングを飛ばすといった有様だった。
【動画】ネイマールとメッシの名がコールされると、サポーターからブーイングが巻き起こる
 
 試合後、パリSGのマウリシオ・ポチェティーノ監督はファンの反応について「とても大きな悲しみだ」とコメントした。スペイン紙『MARCA』などが報じている。

「パリSGを愛する全員にチャンピオンズ・リーグ敗退の痛みがある。だが、今日のパルク・デ・プランスで起きたことには悲しみを感じる。もちろん、彼らの失望や不満は理解している。だが、我々全員がこの結果を背負ってやっていかなくてはいけない」

 そして、やや怒りを滲ませながら、このように述べた。

「状況はとても複雑で難しい。過去を変えるつもりはないし、不可能だ。それゆえにこの状況を変える術はない。だが、アンフェアだと感じる。ネイマールとメッシだけではなく、私たちはみんな、ファンからこのような扱いを受けることに値する。それに、彼らはワールドクラスの選手なのだから、尊敬されなければならない。負ける時も勝つときも、批判や称賛は常にチームに対してであるべきだ。我々だって敗退を悔しく思わないはずがない。とにかく、チームは次の試合でタイトルを獲得するために集中していく」

 サポーターの野次のなかには、ポチェティーノの手腕を非難するものも含まれていたという。"新・銀河軍団"とも評されたパリSGだが、1年も経たないうちに先行きが懸念される事態となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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