「フルハシほど爆発力を持った選手はいない」元プレミア得点王が古橋亨梧を語る!「いかに重要な存在だったか…」

2022年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「年間最優秀選手賞に向かって邁進していた」

現在は長期離脱中の古橋。4月上旬に復帰との報道も。(C)Getty Images

 セルティックのレジェンドである元イングランド代表FWクリス・サットンが、英紙『Daily Record』でのコラムで、長期離脱中の古橋亨梧について語った。

 横浜F・マリノスからセルティックに引き抜かれたアンジェ・ポステコグルー監督の誘いに応じ、昨夏にヴィッセル神戸から加入した古橋は、海外初挑戦ながら抜群の決定力でゴールを量産。リーグカップ決勝では2ゴールを挙げ、タイトル奪取の立役者となった。

 しかし、12月26日のセント・ジョンストン戦で太ももを痛めて途中交代して以降は、欠場が続いている。

 2000年から06年までセルティックでプレーし、ブラックバーン在籍時にはプレミアリーグの得点王にも輝いたサットンは、「キョウゴ・フルハシは、昨年のボクシングデーに負傷するまでは、年間最優秀選手賞に向かって邁進していた」と称賛。故障するまでの鮮烈なパフォーマンスこう綴っている。

「前半戦の爆発的な活躍で、フルハシの才能と他の選手のパフォーマンスを引き出す能力は明らかになった。彼の動き、タッチ、リンクプレーは、他の選手にスペースを作り、チャンスをもたらした。

 興味深いことに、ウインターブレイク前の時点でセルティックはリーグ戦の6試合で勝点を落としており、そのうちの5試合でフルハシは先発しなかったか、全く出番がなかったのだ。ヨーロッパ中のクラブが見向きもしないときに、先見の明をもって契約した監督と、成長中のグループにとって、いかに重要な存在であったかを物語っている」

 そのうえで「どのチームもベストプレーヤーを失うことで大きな影響を受けるだろう。レンジャーズからアルフレド・モレーロス、あるいはジョー・アリボを抜くようなものだ」と続けたサットンは、前田大然ら新戦力を迎えた中断明け以降の状態を、以下のように説明している。
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「フルハシのいないウインターブレイク以降、国内では12試合中11勝1分けと好調を維持している。ボスとその穴を埋めてくれた選手たちの功績だ。ダイゼン・マエダはタイプが違うし、自分の長所も持っている。適応するのに時間がかかることもあるなか、マエダの5ゴールは、これまでのところ悪くないリターンだと思う。

 しかし、フルハシのような爆発力と卓越したフィニッシュ能力を持つ選手はいない。もしセルティックがこの数か月で調子を落とし、フルハシ抜きで勝点を落としたとしても、それは起こりうることだと受け入れられただろう」

 最後に「ファンはフルハシが復帰して、また才能を見せつけてくれることを切望している」と締め括ったサットン。エースの帰還をサポーターは首を長くして待っていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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