鹿島の新戦力DFキム・ミンテが語る神戸戦へのカギ。チームメイトの「良さをもっと生かせるようなプレーを」

2022年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏戦の今季初完封勝利に安堵の一方で課題も…

「次につながる」勝利だったと柏戦を振り返ったキム・ミンテ。写真:徳原隆元

 鹿島アントラーズの新戦力、DFキム・ミンテが3月9日、オンライン取材に応じヴィッセル神戸戦への意気込みを語った。

 鹿島は1節のガンバ大阪戦を3-1と快勝した一方で、続く2節の川崎フロンターレ戦で0-2、ルヴァンカップのセレッソ大阪戦は0-1で落としていた。連敗を喫した2試合はいずれもCBの不安定さが目立ち、ミスから失点も許し、ルヴァンカップのグループステージ2節では、6日前にプロ契約を結んだばかりの17歳のFW北野颯太にプロ初ゴールを許す屈辱も味わっている。

「(C大阪戦で)失点に絡んでしまったのは仕方ない。CBとしては(守備の局面では)例え失点シーンになっても絡んでいないといけないと思っています。ただ、失点を喫してもしっかりと修正しないといけない。柏戦は、風も強かったし、いろんな意味で難しい試合にはなったのですが、守備の面で集中力を切らさないように意識していました」
 
 そんな状況で迎えた3節では、柏レイソルを1-0で下し、鹿島は今季初の完封勝利を収めた。

「上位に食いついていくためには、リーグ戦の連敗は避けなければと思っていました。しっかりと勝てたことは良かったと思っています。ただ、シーズン始まって4試合。まだまだ、チームみんなで合わせていかないといけない部分がある」

 そう課題を口にしたCBは自身のプレーについて、今は「守備を第一に考えている」という一方で、「鹿島の選手たちは個ですごく能力がある選手が多い。その良さをもっと生かせるようなプレーをしていきたい」とビルドアップでの貢献も誓う。

 そして、次節の神戸戦については、「ワールドクラスの出し手がいて、動ける選手たちが多いので、集中力を欠いてしまうとすぐやられてしまう。我慢強くやりながら90分通して集中力を切らさずにやっていくことがすごく大事」と警戒心を募らせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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