「誰もが何らかの形で貢献できる」アルテタがアーセナルの監督3年目で“初アシスト”! 素早いパスで決勝点を演出

2022年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手のパスミスに反応

素早い判断で、チーム3点目の“起点”となったアルテタ監督。(C)Getty Images

 現地時間3月6日に開催されたプレミアリーグ第28節で、アーセナルはワトフォードと敵地で対戦し、3―2で接戦を制した。負傷中の冨安健洋はメンバー外となったこの一戦で、結果的に決勝点となったガブリエウ・マルチネッリのゴールを演出したのは、就任3年目のスペイン人指揮官だった。

 2―1で迎えた52分、相手のパスがずれてタッチラインを割ると、そばにいたミケル・アルテタ監督がすかさずボールを掴み、目の前のブカヨ・サカへ放り投げる。

 これを受けたサカが間髪を入れずスローインを行なうと、相手の準備が遅れ、セドリク・ソアレス、マーティン・ウーデゴー、アレクサンドル・ラカゼットと流れるようにパスが繋がり、最後はマルチネッリが豪快な一発でフィニッシュした。
【動画】アルテタ→サカ→セドリク→ウーデゴー→ラカゼット→マルチネッリ!流れるような"パス回し"から生まれた決勝点
 アルテタ監督の素早い判断から始まったとあって、現地メディア『talkSPORT』は「アルテタは、アーセナルの監督として初の"アシスト"を記録し、ワトフォード戦での3点目のゴールに貢献した」と称賛。また、クラブ公式ツイッターも「得点:マルチネッリ、アシスト:アルテタ」とユーモアたっぷりな投稿をしている。

 クラブ公式サイトによれば、アルテタ監督は試合後にこの場面に言及。3点目に自身のアシストが付くかどうか尋ねられると、冷静にこう答えている。

「分からない。でも、チームが望むものを得るために少しでも役に立ったのなら(良かった)、それこそが私たちに必要なことだ。誰もが何らかの形で貢献できるし、私にもその機会があったのだから、それはいいことだね」

 全員サッカーを体現し、昇格組を破ったアーセナルは、マンチェスター・ユナイテッドをかわし、ついに4位へと躍り出た。勢いを持続させ、このままトップ4でフィニッシュなるか。冨安の完全復活も待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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