「彼はもはやレジェンドではない」ウクライナ代表で最多出場→現在ロシアでコーチの名手が、戦友や同胞選手から痛烈批判「お前はどこにいる?」

2022年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼がしていることは正しくない」

ウクライナ代表で最多キャップを誇るティモシュク。 (C)Getty Images

 ウクライナのレジェンドが批判に晒されているようだ。

 ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受け、サッカー界でもウクライナの選手や関係者が続々と声をあげるなか、「沈黙している」として非難されているのが、シャフタール、バイエルン、ゼニトなどでプレーした元ウクナイナ代表MFのアナトリー・ティモシュクだ。

 ウクライナ代表の最多キャップ(144試合)を誇り、キャプテンも務めた名手は現在、他でもないロシアのゼニトでアシスタントコーチを務めているのだ。
 
 スペイン紙『MARCA』によれば、ウクナイナ代表のチームメイトで、地元開催のEURO2012でも共闘したオレクサンドル・アリエフは、SNSでFワードを交えながら、こう揶揄したという。

「ティモシュク、どこにいるんだ?(中略)お前はウクライナ人の愛国者だろ。それとも、頬に国旗を描いたのは見せかけだったのか?」

 また、アタランタのウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキも「彼がしていることは正しくない。彼の過去の偉業は忘れ去られた。もはやウクライナ・サッカー界のレジェンドではない」と痛烈に批判している。

 ロシアの侵攻が、ウクライナの選手たちを分断する事態を巻き起こしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ティモシュクを非難したアリエフはライフルを片手に母国の防衛にあたる

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