「真のレジスタのよう」先発復帰の吉田麻也、アシストマークの高精度フィードに現地称賛!守備では厳しい評価「ポテンシャルを下回る出来」

2022年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何度か素晴らしい縦へのボールが際立った」

先発復帰戦で見事なアシストをマークした吉田。(C)Getty Images

 2か月ぶりの先発復帰戦を、勝利で飾ることはできなかった。サンプドリアの吉田麻也に対する評価は分かれているようだ。

 1月6日のカリアリ戦で太ももを負傷した吉田は、2月28日のアタランタ戦で後半から途中出場して復帰を果たすと、3月5日のウディネーゼ戦ではスタメン復帰も遂げた。

 サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』によると、試合前に吉田は『DAZN』で「元気だよ。ピッチに戻ってくることができて、とてもうれしい。メディカルスタッフに改めて感謝したい。良いパフォーマンスと結果でお返ししたい」と意気込んだ。

 だが、チームはジェラール・デウロフェウに先制点を許すなど、開始12分までに2点のビハインドを背負う苦しい展開に。13分に吉田のロングフィードからフランチェスコ・カプートが1点を返したものの、追いつくには至らず、2連敗を喫した。

【動画】現地メディアも注目!吉田麻也の高精度アシスト
 マルコ・ジャンパオロ監督が試合後に怒りを表したように、序盤に2失点したとあり、イタリア衛星放送『Sky Sport』は5.5点、『Sport Mediaset』は5点と、吉田にも厳しい評価を下した。

 SAMPNEWS24も5.5点をつけ、「(オマール・)コリーほど悪くはなかったが、いずれにしても彼のポテンシャルを下回る出来だった」と、本来の力を発揮できていないと報じている。

 一方で、『Gazzetta dello Sport』紙は及第点の6点と評価。「アシストは偶然」とながらも、「カプートがミスをした2本目のフィードのほうが意図したものでより美しかった」と、前線への供給を称賛している。ただ、「エリア内では普段ほど決定的ではなかった」と、守備に関しては苦言を呈した。

 また、ウェブサイト『calciomercato.com』も6点。「デウロフェウにすぐに苦しめられた。その後は距離感をつかみ、相手の攻撃をもう少しうまく抑えるように。後方からのビルドアップを求められたときはそれ以上にずっと良かった」と、やはり攻撃面がポジティブ材料という評価を下している。

 同じく6点をつけた『TUTTOmercatoWEB』も、「序盤はデウロフェウを抑えるのに大変苦労したが、その後は真のレジスタのように何度かFWに供給する二面性のある試合となった。カプートのゴールをアシストしたのは彼だ。その後も何度か素晴らしい縦へのボールが際立った」と伝えた。

 サンプドリアは12日の次節でユベントスと対戦する。リーグ得点ランク首位に立つドゥシャン・ヴラホビッチを擁する強敵相手に、吉田とサンプドリア守備陣がどのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】胸で絶妙のパス!吉田が19節カリアリ戦でマークした魅せた華麗なアシストをチェック 

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【動画】現地メディアも注目!吉田麻也の高精度アシスト(49秒~)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事