本人は残留希望も…なぜパリSGは功労者ディ・マリアを放出するつもりなのか?

2022年03月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

契約延長に消極的な理由とは

今年2月で34歳となったディ・マリア。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンは、クラブの功労者であるアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアを放出し、今夏の移籍マーケットで新たなアタッカーを迎え入れる考えだ。

 フランス・メディア『culture PSG』は3月2日、今年6月で契約満了となるディ・マリアは、1年間の延長オプションを行使して、来シーズンもパリSGでプレーしたい意向を示しているものの、クラブ側は契約延長に消極的だと報じた。

 このオプションは、選手とクラブの双方が合意した場合に成立する契約で、パリSG側が拒否した場合、ディ・マリアは今シーズン限りでクラブを退団することになる。

 同メディアによれば、パリSGは今年2月で34歳となり、やや衰えが見えるディ・マリアを放出し、1月の移籍マーケットでもターゲットに挙がっていたバルセロナのウスマンヌ・デンベレを確保したいという考えがあるようだ。
 

 デンベレも今年6月でバルセロナとの契約が満了となるため、移籍金ゼロで獲得することができる。契約延長の条件としてクラブに4300万ユーロ(約56億円)という法外な年俸を要求したと報じられるなど交渉は難航しており、退団は既定路線と見られている。

 負傷離脱が多く、規律違反を繰り返すなどの素行面で問題を抱えているデンベレだが、ピッチに立てば両足を駆使したスキルフルな高速ドリブルから決定機を作り出す一流のアタッカーである。

 パリSGがデンベレ獲得へ本腰を入れるのか。その動向に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】2022年冬の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事