「誰かのせいにしたいなら、私のせいにしろ」トゥヘルがPK失敗のケパを全力で擁護!「非難される筋合いはない」

2022年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「エドゥを残していたらどうなっていたかは分からない」

トゥヘル監督(右)は、PK戦直前の120分にケパ(左)を投入した。(C)Getty Images

 トーマス・トゥヘル監督が、痛恨のPK失敗を犯した守護神を気遣った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 現地時間2月27日に開催されたリーグカップ決勝で、チェルシーはリバプールと対戦。決定機をモノにできず、延長戦を経て突入したPK戦でも、10人目までフィールドプレーヤー全員が成功させる激闘になる。

 だが、GK対決となった11人目で、先行の相手守護神クィービーン・ケレハーがきっちり決めたのに対し、PK戦直前に正守護神エドゥアール・メンディに代わって入った、後攻のケパ・アリサバラガが大きく外してしまい、力尽きた。
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 PK要員として起用されながら、キックを1本も止められず、自らの失敗で試合を終わらせる形となってしまったケパを、ドイツ人指揮官は全力で擁護している。「誰かのせいにしたいなら、私のせいにすればいい。英雄になるために決断しているわけではない」と、責任は采配を下した自身にあるとコメントした。
 
「もちろん彼にとっては悪い結果になってしまったが、非難される筋合いはない。選手たちは彼の実力を知っているし、単純にエドゥ(メンディ)よりも多くの時間をこのクラブで過ごしている。

 結果が出た後で、自分の判断をやり直すことはできないし、エドゥをピッチに残していたらどうなっていたかは分からない。だから責められるとしたら私だ。決断が上手くいくときもあれば、そうでないときもある。これが交代を指示する監督としての人生だ。後悔はしていない」

 ケパ自身はSNSで「(この結果には)ガッカリだが、僕らは努力し続ける」とコメントし、前を見据えた。頼れる知将の下、努力あるのみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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