冬に加入したオーバメヤンの大活躍を受け、バルサが今夏のハーランド争奪戦から撤退か。新たなターゲットは…

2022年02月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

早くも自慢のフィニッシュワークを発揮

バレンシア戦に続き、ELのナポリ戦でもゴールを決めたオーバメヤン(右)。(C)Getty Images

 ハットトリックを達成したラ・リーガ第25節のバレンシア戦の勢いそのままに、ヨーロッパリーグのナポリ戦(第2レグ)でも得点を決めるなど、この冬にバルセロナに加入したピエール=エメリク・オーバメヤンが、早くも自慢のフィニッシュワークを発揮している。

 そしてこのアーセナルから獲得した32歳の快足FWの活躍が、バルサの今夏の補強戦略にも影響を及ぼし始めている。
 
 バルサの最大の補強ターゲットは、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド(21歳)で間違いない。しかし、このノルウェー代表の長身ストライカーは、今夏の移籍市場における最大の人気銘柄。当然、札束が飛び交う争奪戦になるのは避けられないだろう。

 ハーランド本人がスペイン行きを希望し、一部には勉強中のスペイン語も上達しつつあるとの情報もあるが、バルセロナ系のメディアの中でも、「財政面でアドバンテージがあるレアル・マドリーが優位に立っている」と報じる記事は少なくない。

 そこでクローズアップされるのが、オーバメヤンの存在だ。『スポルト』紙は、このベテランの活躍で前線の得点力不足解消にメドが立ちつつあることから、さらなるオファー額のつり上げが必要な場合、バルサはハーランド獲得レースから撤退し、そこまで高価ではない若手FWの獲得に切り替えるプランが現実味を帯びてくるだろうと伝えている。

 ちなみに、その有力ターゲットに浮上しているのはレアル・ソシエダの22歳、アレクサンデル・イサクだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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