「完全にナンセンスだ!」セルジオ越後氏の古橋、旗手、前田への“スコットランド早期脱出論”に英メディアが反論!「それほど酷いレベルならなぜ移籍させる?」

2022年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まだセルティックで証明することがたくさんある」

セルジオ越後氏の見解にセルティック地元メディアが反論した。(C) Getty Images

 セルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』は現地2月25日、「日系ブラジル人の専門家セルジオ越後氏が、セルティックに加入した前田大然、旗手怜央、井手口陽介、古橋亨梧はスコットランドから"脱出"する必要があると主張している」と取り上げ、日本のご意見番の主張に反論した。

 同メディアが注目したのは、2月24日に掲載された『週プレNEWS』の記事の中で、セルジオ越後氏が発したコメントだ。

 今冬にスコットランドに移籍した前田と旗手の活躍を称えつつも、「スコットランドリーグのレベルについて言えば、セルティックとレンジャーズの2強とそれ以外のチームで力の差がかなりある。イングランドやスペイン、イタリア、ドイツなど欧州の主要リーグとは比べるまでもない」とし、こう持論を述べた。

「日本代表や日本サッカー全体のレベルアップを考えるなら、古橋を含めた彼らには今の状況に満足してほしくない。大事なのはこれからも活躍を続けて、よりいいリーグ、チームにステップアップできるかどうかだ。(中略)旗手や前田、古橋にはいち早くスコットランドからの脱出を目指してほしい」

 セルジオ越後氏は、2月11日付けの弊サイトの記事でも、同様の主張を展開していた。
【セルジオ越後】旗手や古橋らは早々にスコットランド脱出を! 大迫や長友をベンチに座らすにはビッグクラブで活躍すればいいだけ
 
 これに対し、『67 HAIL HAIL』は、「これは褒め言葉ではない。レベルが十分ではなく、ここで彼らが進歩する見込みがないため、井手口、旗手、古橋、前田がセルティックに来るという悪い決断をしたと指摘している」とし、「明らかにナンセンスだ」と反論している。

「セルティックは、最近のシーズンでいくつかの素晴らしいタレントの証明の場となっている。(ともに元セルティックの)キーラン・ティアニー(アーセナル)とフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)を見てほしい。そのポジションで世界最高峰の2人だ。セルティックで成長と感動の数シーズンを送った後、そうなったのだ」

 同メディアは、「Jリーグから来たセルティックのカルテットが、彼らのキャリアのためにすぐに移籍する必要があるという考えは、完全にナンセンスだ」と繰り返し、こう締めくくっている。

「このタレントたちは、まだセルティックで証明することがたくさんある。それに、スコットランドがそれほど酷いレベルなら、なぜ関係者はここに移籍させようとするか?」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「セルジオがいま伝えたいこと」Jリーグ最大の功労者に挙げたレジェンドの名は…

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