マンチェスター・Uがロシア航空会社とのスポンサー契約を打ち切り! 12億円超の損失も「株価下落に歯止めか」と英紙

2022年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

直近4か月で株価は36%のダウン

マンUはおよそ9年間続いたアエロフロート航空とのスポンサー契約を打ち切った。(C)Getty Images

 ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが現地2月25日に緊急声明を発表。クラブが公式エアラインとして活用していたアエロフロート航空とのスポンサー契約を破棄したと明かした。
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 英国ではロシアへの経済制裁のため、ボリス・ジョンソン首相が国内におけるロシア資産への介入やガスプロム社、アエロフロート航空などロシア企業の営業活動停止を決定。マンチェスター・U広報は「ウクライナでの事態を鑑み、我々はアエロフロートとのスポンサー契約を解消しました。世界中のファンとともに懸念を共有し、被害を受けた方々にお見舞いを申し上げます」とのメッセージを寄せた。

 クラブとアエロフロート航空は2013年からパートナーシップ契約を交わしてきた。2018年夏に新たな5年契約を締結し、そのスポンサー総額は4000万ポンド(約64億円)。契約期間を1年残しての契約破棄によって、クラブは単純計算で800万ポンド(約12億8000万円)を失う計算だが、英紙『The Sun』は「より大きな損失を避けた結果だ。株価下落に歯止めをかけた」と指摘する。
 

 同紙はここ最近のマンチェスター・Uの株価に注目。昨年10月の数値から実におよそ36%も下落しており、この5日間だけでも7%ダウンと厳しい状況が続いていた。チームの政権交代や不安定な戦いぶりもあって、世界規模での人気低迷が叫ばれるなか、ロシア企業が担う公式エアラインへの風当たりが株価下落に拍車をかけたと見られている。

 チームは火曜日のチャンピオンズ・リーグ、敵地でのアトレティコ・マドリー戦を戦うため、アエロフロート航空を利用したのが最後となった。『The Sun』紙によると、代替の公式エアラインはカタール航空を筆頭候補に交渉が進んでいるという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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