「リーグを尊重しないなら必要ない」MLS重鎮、“オフ充実”発言のネイマールにチクリ「全盛期に選択してほしい」

2022年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリアの終わりのビッグネームを連れてくる必要はない」

ネイマールはMLSへ強い関心を示したが…。(C)Getty Images

 MLSの重鎮は、セレソンのエースの考えを快くは思っていないようだ。

 ネイマールは先日、ポッドキャストを通じて「(将来的に)せめて1シーズンだけでもアメリカでプレーしたいという気持ちもある。シーズンは短くて3、4か月の休みがあるんだ」と、MLS(メジャーリーグサッカー)への強い関心を明かした。

 米放送局『CBS Sports』などによれば、この発言にMLSのコミッショナーを務めるドン・ガーバー氏が新シーズン前の会見で"反応"。ネイマールへ直接苦言こそ呈さなかったものの、「もし彼らが所属クラブやリーグに大きく貢献し、リーグとファンを尊重しないのであれば、MLSには必要ない」と言い放っている。

「我々は、彼らがMLSで引退したいと決めたからといって、キャリアの終わりのビッグネームを連れてくる必要はない。若い選手たちがキャリアの初期や、全盛期からこのリーグを選択するようになることを望んでいるんだ」

 MLSにはこれまでティエリ・アンリ、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、アンドレア・ピルロ、ダビド・ビジャなど、キャリア終盤のトッププレーヤーを惹きつけてきた歴史がある。
 
 ただ、今冬の移籍市場では、30歳のジェルダン・シャキリが、リヨンからシカゴ・ファイアーへ加入した例もあるだけに、同氏は「30歳で来る選手もいる、MLSにおいて30歳はベテランではないと思う」とも指摘した。

 また、ズラタン・イブラヒモビッチが、ロサンゼルス・ギャラクシーからミランに移籍したことにも言及。38歳で欧州に復帰した際には「面白いことに、誰もイタリアで引退するために行ったとは言わなかった」と皮肉気味に語っている。

「率直に言って、私は侮辱されたね。もしズラタンがミランに戻ったのと同じ年齢でここに来たとしたら、それは彼の引退の動きと受け取られただろうね。彼はMLSで全力でプレーしたし、今のセリエAでもそうだ。なぜ異なって見られるかよく分からないが、まあそれはそれだ」

 無論、"バカンス・リーグ"でないことは百も承知だろうが、ネイマールらMLSに思いを馳せる選手たちは、この警告をどう受け止めるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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