2試合中止も…ルヴァン杯が開幕! 激戦の大阪ダービーを制したセレッソ、攻撃陣が躍動した広島、湘南が白星発進

2022年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

通算55回目の大阪ダービーは激しい点の取り合いに

湘南は杉岡(中央)のゴールなどで3-1で勝利を飾った。写真:徳原隆元

 ルヴァンカップは2月23日、開幕節8試合が予定されていたが、大分トリニータ対鹿島アントラーズ、FC東京対ジュビロ磐田が中止となり(大分とFC東京において、それぞれ複数名がコロナ陽性診断)、6試合が開催された。
 
 Aグループでは、公式戦通算55回目となる大阪ダービーが行なわれた。ホームのガンバ大阪に対し、立ち上がりからペースを掴んだセレッソ大阪は開始7分、FKから為田大貴がバックヘッドで流し込むゴールを決め先制。さらに41分にも上門知樹に移籍後初ゴールが生まれ、C大阪が2点を先行する。しかし、G大阪も59分に山本悠樹のボレーシュートで1点を返すと、74分には宇佐美貴史の絶妙なクロスから柳澤亘がヘディングシュートを決め同点に。そして、2-2で迎えた終盤の84分、決勝点となるゴールを挙げたのはC大阪。やはり移籍後初となる中原輝の得点で、C大阪が熱戦にケリをつけた。

 Bグループでは前回王者の名古屋グランパスが清水をホームに迎え撃ったが、両者決め手を欠き、0-0のスコアレスドローに終わっている。今季はJ2で戦う徳島ヴォルティスとサンフレッチェ広島の一戦は、アウェーの広島が住吉ジェラニレショーンの得点で先制。さらにFW永井龍、MF東俊希と攻撃陣が続き、3-0で快勝した。この結果、広島がグループ首位に立っている。

 Cグループはリーグ開幕戦で浦和を下した京都サンガF.C.がホームに柏レイソルを迎え、1-1の引き分け。6分に木村勇太のゴールで先制した京都だったが、46分に柏は今季トップ昇格したルーキーの真家英嵩が同点弾を決めた。また、同グループもう1試合のサガン鳥栖対北海道コンサドーレ札幌も2-2でドロー決着に。開始2分にオウンゴールで先制した鳥栖だったが、札幌は50分に田中駿汰、59分に金子拓郎のゴールで逆転に成功する。しかし粘る鳥栖も72分に藤原悠汰のゴールで追いつき、そのまま引き分けに持ち込んだ。Cグループは全チームが勝点1を得ている。

 Dグループは、湘南ベルマーレがホームでアビスパ福岡に3-1で快勝。14分に山田直輝のゴールで先制した湘南は、前半終了間際にも杉岡大暉が追加点を奪う。終盤の79分に城後寿に追撃弾を許し、福岡に1点差に迫られたものの、88分には大橋祐紀がダメ押しのゴールを奪い、勝負を決めた。

 ルヴァンカップの2節は、3月2日に行なわれる。

ルヴァンカップ1節の結果は以下の通り。

ルヴァンカップ1節(2月23日)
Aグループ
G大阪2-3C大阪
大分(中止)鹿島

Bグループ
名古屋0-0清水
徳島0-3広島

Cグループ
京都1-1柏
鳥栖2-2札幌

Dグループ
FC東京(中止)磐田
湘南3-1福岡

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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