【CL展望】「驚異の得点力」で3年前の再現を予感させるアヤックス。ベンフィカはウルグアイ代表の点取り屋に期待

2022年02月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チームの組織力で勝るアヤックスが有利か

ともにチーム最大の得点源であるヌニェス(左)とアレ(右)。(C) Getty Images

 昨年末にセカンドチームから抜擢されたヴェリッシモ新監督の下、3バック→4バックに変わったベンフィカは組織固めの段階にある。

 ただ、1月後半から公式戦3連敗と事態は好転しておらず、国内リーグではポルトとスポルティングの後塵を拝している。

 FWのダルウィン・ヌニェスの得点力やMFのラファ・シウバのスピードというチームのストロングポイントをホームでしっかりと活かせるかが鍵となりそうだ。

 とくにウルグアイ代表のヌニェスは、ゴールへと嗅覚とスピード、187センチの恵まれた体格を持つ22歳の点取り屋で、国内リーグで18ゴールを挙げて得点ランキングでトップに立つなど好調を維持しており、大いに期待がかかる。
 

 対するアヤックスはPSVとの天王山(1月23日)を制したように、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ6連勝を飾ったチームの勢いに翳りは見られない。

 組織力に一日の長があり、攻撃陣はグループステージでトップのバイエルン(22得点)に次ぐ20得点を叩き出し、守備陣も6試合で5失点と堅守を誇っている。

 頼もしいのは大会10ゴールと爆発中のCFセバスティアン・アレと、決定機を量産する両ウイングのドゥシャン・タディッチ、アントニーの3トップを中心としたアタッカー陣。国内リーグ23試合でチーム総得点は「70」と驚異的なペースで量産しており、手が付けられない状態だ。

 5年目を迎えたエリク・テン・ハーグ監督のチームは、ベスト4進出を果たした18-19シーズンのような躍進を予感させており、オランダ王者が優勢だろう。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月17日号より一部修正・加筆して転載。

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