「レッドはあまりに気の毒」物議を醸したパトリックの一発退場。英国人記者はどう見た?「イングランドでは恥ずべき行為と…」

2022年02月22日 スティーブ・マッケンジー

「相手を傷つけようとする意図はなかった」

鹿島戦で一発レッドとなったパトリック(18番)。写真:田中研治

 J1リーグの開幕節で起きた退場劇が、物議を醸しているようだ。ガンバ大阪のFWパトリックが鹿島アントラーズ戦(●1-3)で、38分に一発レッドとなったシーンだ。

 鹿島の鈴木優磨と競り合い、もつれ合って起き上がろうとした際、たしかにパトリックの肘が相手の胸あたりに接触しているように見える。これが乱暴な行為と見なされようだ。

【動画】レッドは妥当? 物議を醸しているパトリックの一発退場シーン
 ただ、これがレッドカードというのはあまりに厳しい判定で、気の毒だ。パトリックは絡まった足を解きほどこうとしているだけで、相手を傷つけようとする意図はなかったと思う。

 大袈裟なリアクションをした鈴木がうまくやったというほかないが、個人的には審判を欺くようなプレーは好きではないし、ここイングランドでも「恥ずべき行為」として捉えられるケースが少なくない。

 ブラジル人FWにとっては不公平なジャッジだった、というのが私の見解だ。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

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