スペシャル・ワンがご乱心だ。

　現地時間２月19日に開催されたセリエA第26節で、ローマはヴェローナと対戦。前半に２点を奪われるも、65分にクリスチャン・ヴォルパト、84分にエドアルド・ボーベと、途中出場の10代２人の得点で何とか２―２のドローで終えた。

　この一戦において、主審の判定に終始苛立ちを見せていたジョゼ・モウリーニョ監督。そのフラストレーションが頂点に達したのは、タイムアップ直前だった。タッチライン際でボールを拾うと、なんと怒りのままに思い切り蹴り上げたのだ。

　やがてレッドカードが提示されると、59歳のポルトガル人指揮官は、足早に敵将のイゴール・トゥドールの元に向かい、握手。そのままコーチングスタッフに何やら指示を伝え、ベンチ裏へ消えていった。

　試合後、モウリーニョ監督はインスタグラムを更新。猛抗議に出た自身の２枚と、スタジアムのサポーターを捉えた計３枚の写真を添え、心境を以下のように綴っている。

「写真１：ボールポゼッション。写真２：ダイレクト・フットボール。写真３：私はこの人々を愛し、彼らのために戦う。写真４：私は何も話さない。家に帰って素敵な夕食を食べよう。良い週末を」
【画像】１枚足りない！モウリーニョが説明付きで投稿した、自身の衝撃行動を含む３枚の厳選写真

　この投稿には世界中のファンが反応し、衝撃行動への感想やエールなどが続々と集まっている。

「偉大なるミスター。いつもあなたのそばに」
「地獄までついていく」
「ジョゼ、写真は３枚しかないぞ！」
「俺たちを助けてくれ」
「くだらないことを書いてないで、まともなゲームをすることを考えてくれ」
「フットボール界のカニエ・ウエスト」
「失礼ながら、おかげさまで最近良い日曜日が少ないんです」
「５枚目の写真をローマのパフォーマンスで見せてくれ」

　ローマは経験豊富な名将のもと、まずまずの滑り出しを見せたが、徐々に取りこぼしが多くなり、直近リーグ戦８試合ではわずか２勝（２敗４分け）。現在、４位のユベントスとは６ポイント差の８位に甘んじている。

　逆転でのトップ４入りへこれ以上負けられないなかで、指揮官のパフォーマンスではなく、勝利で見出しを飾りたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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