「日本の別のクラブから接触があった」神戸FWボージャンはなぜオファーを断ったのか

2022年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「異国の地で一人でいるのが、どういうことか…」

神戸で2年目を迎えたボージャン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチが、2月19日付けの母国紙『AS』のインタビューで、神戸以外のJクラブからオファーがあった過去を明かしている。

 現在31歳の技巧派アタッカーは、バルセロナのカンテラ(下部組織)でゴールを量産し、2007年に17歳でトップデビュー。リオネル・メッシが持っていたクラブの最年少得点記録を塗り変えるなど鮮烈なインパクトを残し、"メッシ2世"と持てはやされたりもした。

 ただ、その後は伸び悩み、イタリア、オランダ、イングランド、ドイツ、スペイン、カナダを転々。昨年8月、新たな活躍の場に選んだのが日本だった。

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 バルセロナで共闘したアンドレス・イニエスタの仲介によって神戸との交渉が始まり、「木曜に連絡があり、週明けの月曜日には返事をしなければならなかった」と、半年前を回顧したボージャン。「イニエスタと(同じく元バルサのセルジ・)サンペールがヴィッセル神戸にいなかったら、答は違っていたかもしれない?」という質問には、こう答えている。

「以前、Jリーグの別のクラブからコンタクトがあった。僕は経験が豊富だから、異国の地で一人でいるのが、どういうことかを分かっていたので、(オファーを)受けなかった」

 ボージャンは「カナダから、日本に行くことになったけど、それは文化的にもサッカー的にも変化を意味していて、彼らが一緒にいると感じる必要があった。彼らが適応するのをとても簡単にしてくれた」と2人に感謝の意を表している。

 やはり、日本にやって来るにあたって、旧知の2選手の存在は大きく、実際にすぐ馴染むことができたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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