「久保の加入で取り組むようになった」マジョルカCEOがアジア市場開拓を語る!「選手を獲得する際に優先するのは…」

2022年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「商業部門でトップ10のクラブになるという3年計画を立てた]

久保とイ・ガンイン(右)を獲得したマジョルカにマーケティング戦略は? (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 純粋に戦力となるかが第一であるのは言うまでもない。だが、クラブにとって選手の獲得は、新たなビジネスチャンスにつながるきっかけにもなる。

 アルフォンソ・ディアスCEOは、2019年に久保建英を獲得したことから、マジョルカを世界的なクラブにしようと取り組んできたと話している。『TRIBAL FOOTBALL』が伝えた。

 同CEOは「商業部門でトップ10のクラブになるという3年計画を立てた。(スポーツ面では)この3年でリーガのトップ10により近づきたい」と話している。

「我々の成長の一部はマジョルカブランドの国際化による。2019-20シーズンから、特にアジア市場における国際化に取り組んできた」

「2019-20シーズンのタケ・クボの加入で、我々は取り組むようになり、その結果は非常に良かった。例えば、我々は日本で最もテレビ視聴の多いクラブだった。当時は日本でソーシャルネットワークの仕事を始めるには至らなかったが、Amazonとのコンテンツづくりを始め、国際的に広く見られている。今は(韓国代表の)イ・ガンインも加わったことで、アジアにおけるリーガのクラブとして非常に人気だ」

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 もちろん、あくまでもピッチでの戦いがあってこその商売だ。ディアスCEOも「選手を獲得する際に優先するのは、スポーツ面での価値だ」と述べている。

 そのうえで、同CEOは「その次に、その選手の加入を商業部門で活用できるように取り組んでいる」とも続けた。

「日本の会社とはクラブを紹介するドキュメンタリーシリーズの制作に近づいている。タケ・クボがいることは重要だ。ただ、我々がフォーカスしているのは、クラブを中心にクラブ全体として展開するコンテンツだよ。その地域で成長するべく、我々のブランド、ビジョン、哲学を確固たるものにできるようにね」

 新規市場の開拓や新たなファンの獲得に余念がないのは、どのクラブも同じだ。マジョルカの戦略は、将来的に彼らを国際的にどのようなクラブに成長させていくだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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