【岩本輝雄のJ2順位予想】仙台は遠藤や中山らを獲得して戦力充実。山形はパスサッカーがより浸透されれば

2022年02月16日 岩本輝雄

自動昇格圏争いの鍵は柔軟性

岩本氏はポゼッションを志向するチームを上位に予想。左から長谷川(横浜FC)、遠藤(仙台)、クラモフスキー監督(山形)。(C)SOCCER DIGEST

 2月19日に幕を開ける今季のJ2リーグ。コロナ禍の影響はまだ残るが、少しずつ"日常"を取り戻しつつあるなかで、2022年シーズンを制するのはいったいどのチームか。元日本代表10番で、現在はカテゴリーを問わずサッカーを見まくっている岩本輝雄氏に今季の順位を予想してもらった。

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●岩本輝雄(元平塚ほか)
 ポゼッションを志向するチームを上位に予想。そのなかで自動昇格圏争いの鍵となるのは、割り切った戦い方もできる柔軟性だろう。

 サポーターのバックアップが熱い仙台は、鹿島から遠藤康、水戸から中山仁斗を獲得して戦力が充実。復帰の梁勇基にも期待したい。原崎政人監督は、引いた相手にも勝てる戦術的引き出しを持っている。

 横浜FCの四方田修平監督は、クロス攻撃を構築するのが上手い。そのなかで手塚康平が絶対的な存在となり、クレーべが得点量産しそう。長谷川竜也や和田拓也の補強も大きい。

 大分は、片野坂知宏前監督と同じポゼッションを志向する下平隆宏監督を招聘し、上位に食い込むと予想。スタイルを継続できるのはプラス材料だ。山形は就任2年目のピーター・クラモフスキー監督が、パスサッカーをより浸透させれば注目の存在に。
 
●順位予想
1 仙台
2 横浜FC
―▲J1自動昇格圏内―
3 大分
4 山形
5 長崎
6 甲府
―▲J1参入プレーオフ圏内―
7 新潟
8 徳島
9 東京V
10 群馬
11 大宮
12 栃木
13 千葉
14 熊本
15 琉球
16 町田
17 水戸
18 金沢
19 秋田
20 山口
―▼J3自動降格圏内
21 岡山
22 岩手

構成●サッカーダイジェスト編集部

※サッカーダイジェスト 2.24/3.10合併号から転載。一部加筆修正あり。

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