【セレッソ大阪の予想布陣】最終ラインで激しいポジション争いが勃発!? 中盤のバリエーションは豊富に

2022年02月13日 種村亮

マテイ・ヨニッチの獲得が濃厚

坂元ら主力3人がチームを離れ戦力ダウンは否めず。それでも堅実な補強で穴を埋めた印象だ。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは2月18日に川崎フロンターレ対FC東京のカードでJ1が開幕。30年目のシーズンがまもなくスタートする。今企画では、J1全18チームの最新予想布陣を公開。プレシーズンの動きから各チームのスタメンとポジション別の序列を予測する。今回は、昨季は12位のセレッソ大阪をピックアップする。

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【画像】2022 J1リーグ各チームの開幕予想布陣!
 昨オフは元日本代表FW大久保嘉人氏が現役を引退し、MF坂元達裕がベルギー1部オーステンデに期限付き移籍。DF瀬古歩夢もスイス1部グラスホッパーへと完全移籍した。主力3人がチームを離れたことは大きな戦力ダウンではあるが、派手さはないものの堅実な補強で穴を埋めた印象が強い。

 昨夏にコーチから指揮官へと就任した小菊昭雄監督が考える布陣は「4-4-2」と「4-2-3-1」がベースとなりそう。まずGKだが、ここはクラブ一筋14年目のキム・ジンヒョンが不動。DF丸橋祐介と並びチーム最古参の守護神は、今季も定位置を譲ることはないだろう。注目は2番手。京都から新加入した清水圭介とベトナム代表GKダン・バン・ラムが争う構図が予想される。

 チーム内で1番激しいポジション争いが起こりそうなのはDFと見ている。松田陸と丸橋が絶対的な地位を築いていた両SBだが、右には長崎でJ2リーグ2位の10アシストを記録した毎熊晟矢、左には高精度かつパンチ力抜群の左足を持つ山中亮輔が加入。ともに定位置を奪えるポテンシャル、実績を備えている。

 一方、不安が残るのは瀬古が抜けたCBだ。日本代表に招集されるなど急成長した西尾隆矢とコンビを組むのは、札幌からの移籍1年目は怪我に泣いた進藤亮佑が有力。昨季右CBだった西尾が左CBに位置が変わると考えるが、慣れるまでに時間が必要か。

 2人も絶対的なレギュラーとは言えないだけに、2年半ぶりに古巣に復帰したフィールドプレーヤー最年長・山下達也が割って入るチャンスは十分にある。また、クラブはさらなる補強としてかつての主力CBマテイ・ヨニッチの獲得が濃厚だが、開幕には間に合わない可能性が高い。

【関連動画】ベテラン・若手の融合でリーグ制覇へ!宮崎でトレーニングに励むセレッソ大阪を特集
 

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