サラー&マネが不在の間、南野拓実はアピールできたのか。地元紙の見解は?「ゴールを決めたが…」

2022年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「輝く時間となるはずだった」

カーディフ戦で公式戦7点目を奪った南野だが…。(C)Getty Images

 リバプールの南野拓実は、先月末に移籍の噂が流れた中、本人の意向により残留の道を選んだと言われている。強い意志で現クラブでのレギュラー奪取に挑んでいるものの、やはりそう簡単ではない。

 2月6日にはFAカップのカーディフ戦に先発出場。52分の先制点に繋がるフリーキックは、南野が相手との激しい競り合いから奪ったものだった。そして68分の2点目は、南野が得点者として記録されている。相手ゴールライン付近で味方が取り戻したボールに対し、ディフェンダーの背後から鋭い飛び出しで反応、思い切りよくゴールに蹴り込んだ。

 チームも3-1で勝利しFA杯5回戦進出を決めたこの試合を含め、地元紙『Liverpool Echo』では、南野の現段階におけるチーム内での位置付けについて報じている。ゴールという形での結果を残しつつも、評価は決して高くはないようだ。

 同紙は「先制点となるフリーキックを獲得、その後、味方からのカットバックに走り込み、今シーズン7点目となるゴールを決めるなど、高い意識を示した」と、得点に絡んだ点については称えている。

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 だがその上で「先発出場し、得点を挙げたものの、全体的な貢献度はいまひとつだった」と評しており、「存在が消える時間も多かった。前半のクロスの打ち過ぎがそうであったように、ボールを持っても無駄なプレーも目立った」と、振り返っている。

 また記事では他に、チームメイトのモハメド・サラーとサディオ・マネがアフリカネイションズカップ出場のためクラブを離れていることにも触れ、「主力である彼等不在のこの数週間は輝く時間となるはずであったが、実際はチャンスを逃してしまった」として、アピール不足だったと指摘。

 さらに今シーズンの成績については「ここまでの7ゴールは、わずか801分の出場時間で生まれたもので、平均すると114分ごとに得点を挙げていることになる」と述べながら「しかし、ミナミノの場合、それだけでは十分ではない」と、ここでも更なる活躍を求める声を強調した。

 その理由として「これだけの選手がいる中では、彼がインパクトを与える機会は少なくなる。しかし、これだけの選手を前にすると、次の出番はどこにあるのだろうかと考えてしまう」と、ビッグネーム揃いのクラブでの今後を不安視している。

 まさに険しき道を選んだとも言える、南野拓実。世界最高峰の舞台での挑戦が続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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