「古橋は選り抜きだ」セルティックOBが古巣の補強を絶賛! 宿敵レンジャーズには「興行的な選択」と痛烈に皮肉

2022年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「レンジャーズよりずっと良いサッカーをしている」

ポステコグルー監督(左)の下、海外初挑戦ながらゴールを量産する古橋。故障からの早期復帰が待たれる。(C)Getty Images

 英紙『The Sun』のスコットランド版が「残酷な移籍比較」と題し、セルティックOBのクリス・コモンズが行なった、古巣と宿敵レンジャーズの補強に対する主張を掲載している。

 覇権奪回を目指すセルティックは、シーズン開幕前に横浜F・マリノスからアンジェ・ポステコグルー監督を引き抜き、新戦力として古橋亨梧やジョー・ハート、リエル・アバダ、カール・スタルフェルトら数多くのタレントを獲得。そして今冬には旗手怜央、前田大然、井手口陽介、マット・オーライリーも新たに加わった。

 この補強は大きな成功を収めており、古橋がエース級の働きの活躍を見せれば、ハートは正守護神として安定感抜群のセービングを披露。旗手は、デビュー間もない先日のレンジャーズ戦(〇3―0)で2ゴール・1アシストの離れ業をやってのけ、首位奪取へ貢献している。

「彼らはレンジャーズよりずっと良いサッカーをしている」と語るコモンズは、新戦力の旗手とオーライリーを称賛。オランダ人指揮官ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストが率いる、永遠のライバルとの一戦は、好調ぶりが顕著に表れたと考えているようだ。
【動画】称賛相次ぐ!旗手が宿敵との大一番で奪った衝撃の2発をチェック
「オランダ人はオールドファームで戦術を完全に間違えた。深く構えたレンジャーズは受け身になりすぎて、相手にあらゆるスペースを許してしまった。ハタテとオーライリーは絶対的に試合を支配し、日本人MFは2つの素晴らしいゴールで勝利をもたらした。約150万ポンド(約2億1000万円)で契約した彼らは、ポステコグルーがクラブに連れてきた他の選手に加えて、すでに傑出した補強であるように見える」

 そのうえで、他の新戦力に対しても「フルハシは選り抜きだ。アバダは少し目立たないが、素晴らしいインパクトを与え続けている」「マエダは前線での適切な補強に見えるし、カール・スタルフェルトはゆっくりだが確実に試合に出始めている」などと、総じて上々の評価を与えた元スコットランド代表MFは、レンジャーズ側には一転、"興行"と痛烈に皮肉っている。

「彼らが昨夏にサインしたジョン・ランドストラム、ファッション・サカラ、ジュニーニョ・バクーナのいずれも一定の評価が下せるようなインパクトを放っていない。実際バクーナはすでにバーミンガムに移籍している。そして1月にはアマド・ディアロやアーロン・ラムジーのような興行的な選択をしたのだ」

 ただ、両者の勝点差はわずか1ポイントしかない。日本人選手4人が所属するセルティックは、このまま順位と調子を落とすことなく、トップでフィニッシュテープを切れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2022年冬の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【動画】称賛相次ぐ!旗手が宿敵との大一番で奪った衝撃の2発をチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事