兵藤慎剛が14年間のプロ生活に幕。「できることならずっとプロサッカー選手として続けていきたい」

2022年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分にもそういう時期がきた」

兵藤が昨シーズン限りでの現役引退を表明した。写真:田中研治

 J3・SC相模原は2月5日、昨シーズン限りでのMF兵藤慎剛の現役引退を発表した。

 現在36歳の兵藤は2008年に横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートし、その後、2017年からは北海道コンサドーレ札幌、2019年からはベガルタ仙台でプレー。昨季は相模原に在籍し、J2で7試合に出場した。しかし、昨年12月8日にクラブが契約満了を発表。なかなか次の移籍先が決まらないなかでの引退決断となった。
 
 兵藤は相模原の公式サイトでコメントを発表し、感謝を示した。

「引退を決めるまで本当に悩みました。『できることならずっとプロサッカー選手として続けていきたい』という気持ちはありますが、昨年に続きなかなかチームが決まらないということは自分にもそういう時期がきたのではないかと思い引退を決断しました。

 1993年にJリーグが始まり、そのブームと共に自分のサッカー人生はスタートしました。茂木SSS、海星中学、国見高校、早稲田大学とこれまで指導に携わっていただいた監督、コーチ、そして素晴らしい仲間のおかげで成長できプロサッカー選手になることができました。そして、横浜F・マリノスでプロとしてのキャリアをスタートし、北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、SC相模原と素晴らしいクラブでプレーできたことは本当に幸せでした

 プロとして、いい時期ばかりではなかったですが偉大な先輩、最高のチームメイトとサッカーをできたこと。素晴らしいファン、サポーターの声援を受けてピッチで楽しくプレーできたことを僕は忘れません。

 今後は、自分の可能性を広げるためにしっかりとたくさんのことを学んでいきながら、微力ながら日本サッカー界に貢献していけたらと思っています。

 最後に、日本サッカー協会の皆様をはじめ、Jリーグに関わるすべての人に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。 Jリーグがより素晴らしいリーグになることを願っています」

 これまで所属したクラブも公式ツイッターで反応。横浜は「14年間のプロ生活、本当におつかれさまでした!」、仙台は「高い基礎技術と献身性を兼ね備える選手でした。そして、常に前向きな声と姿勢でチームを引っ張ってくれました。これからの人生での活躍も期待しています。長い現役生活お疲れ様でした」と労いの言葉を寄せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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