「旗手の週給はラムジーの80分の1だ」宿敵の“大物補強”にセルティック専門メディアが痛烈皮肉!「そのカネで日本の4選手を獲得したほうが賢い」

2022年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「途方もない天文学的な額だ」

ラムジー(右)の高額なサラリーの引き合いに出された旗手(左)。(C)Getty Images

 欧州主要リーグの移籍市場最終日となった1月31日に、驚きのニュースが飛び込んできた。ユベントスのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーが、スコットランドのレンジャーズに移籍することが確実となったのだ。

 移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、買い取りオプション付きのレンタル移籍で、年俸の一部をレンジャーズが負担するという。

 アーセナルからユベントスへ籍を移して3年目の今シーズンは、セリエAでわずか3試合の出場に留まっていたとはいえ、プレミア復帰も取り沙汰されていただけに、31歳のスコットランド行きは驚きをもって報じられている。

 そんななか、レンジャーズの宿敵セルティックの専門メディアは『The Celtic Star』は、このリーグにとっては大物の獲得に動いたライバルに対し、「むしろセルティックのやり方のほうが賢明だ」として、1シーズンで4人の日本人選手を補強し、ここまでは大成功している贔屓クラブの補強戦略を称えた。

 同メディアは、ラムジーについて、「昨夏のEURO2022でもプレーしたウェールズ代表は、間違いなくスコットランドにクオリティをもたらすだろう。彼の資質を否定することはできない」としつつも、一度は破産を経験した宿敵を皮肉っている。

「レンジャーズは、財政的に過去から学ばなければいけない。ラムジーに対して、週給12万ポンド(約1700万円)を支払うよう設定されていることが判明した。これは途方もない天文学的な額だ。リーグ全体を見渡しても、チームの週給合計でこれを超えているのは、4チームだけ。そのうちハーツとアバディーンは14万ポンド(約2000万円)だけだ」

【動画】豪快に右足を一閃!旗手のセルティック初ゴールは衝撃のゴラッソ
 記事は「セルティックは正しい方法で行なった。日本のウェブサイトからの報告によると、旗手怜央は昨シーズン、週あたり約1500ポンド(約21万円)しか稼いでいなかった。つまり、ラムジーの80分の1だ」と続けている。

 引き合いに出された旗手の週給は川崎フロンターレ時代のものとはいえ、セルティックでのデビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、2戦目で衝撃のミドルシュートを叩き込んだ24歳MFが掘り出しものだったのは言うまでもない。

 同メディアは、「伝統あるクラブが2012年に4部まで落ちなければならなかったのは、過度な期待をする神聖なファンをなだめるための、こうした財政的に誤ったやり方ではないか? 繰り返すが、ラムジーのクオリティは否定しないが、今シーズンは6試合しかプレーしておらず、怪我の問題を抱えているため、非常に大きなリスクだ」と糾弾。こう締めくくっている、

「そのカネがあるなら、ラムジーよりも旗手、井手口(陽介)、前田(大然)、古橋(亨梧)が欲しい。いつだってそうだ」

 お買い得の日本人4選手がチーム力を上げたセルティックは2月2日、ラムジーを迎え入れた首位のレンジャーズと直接対決を迎える。日本の4選手の中で唯一出場が濃厚な旗手が、ラムジーとマッチアップする機会は訪れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】現地で大反響!MOM選出に驚く旗手の様子をチェック

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【動画】右足を豪快に一閃!旗手のセルティック初ゴールは衝撃のゴラッソ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事