海の向こうでも、どうやら祝福ムードになっているようだ。

　１月27日、カタール・ワールドカップ・アジア最終予選の第７戦、日本対中国が埼玉スタジアムで行なわれ、２-０でホームの日本が勝利を収めた。

　グループBで４勝２敗、勝点12で２位と状態でこの試合に臨んだ森保ジャパンは、不動のCBコンビだった吉田麻也（サンプドリア）と冨安健洋（アーセナル）を負傷で欠き、代役となるCBには、谷口彰悟（川崎フロンターレ）と板倉滉（シャルケ）が起用されている。

　この日は板倉にとっては25歳の誕生日。所属クラブのシャルケも「我らのバースデーボーイがついに先発入り！」と喜びを露わにしていた。

　また、現地メディア『RevierSport』は「誕生日を迎えたイタクラ」の様子をレポート。「シャルケがテストマッチを行なっている間、板倉もピッチに立っていた」と綴っている。
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「約１万km離れた場所で、日本代表のワールドカップ最終予選、対中国戦に出場していた。25歳を迎えた日に、彼はやっと最終予選の先発出場が許された。チームは自信を持って２-０で勝利し、年末のカタールでのワールドカップ出場に向けてまた一歩前進した。得点は大迫勇也、伊東純也が挙げ、板倉は90分間フル出場している」

　そして、シャルケの選手としてはOBとの対峙だったとも指摘。「中国の34歳DFハオ・ジュンミンは、かつて2010年冬から１年半、シャルケのジャージを着ていた。彼と今のシャルカーである板倉の邂逅に、ファンは胸を熱くした」と綴っている。

「シャルケの板倉は、2019年から日本代表の一員となった。これまではほとんど代役に過ぎず、過去２回の海外遠征では、出場時間がないまま帰国した。中国との試合でようやく６試合目となる出場を刻み、次は来週火曜日、大一番であるサウジアラビアと対戦する」

　ひとまず中国戦は完封勝利に貢献した板倉。次戦はサウジアラビアとの大一番でも再び出番が回ってくるか、ドイツ・メディアも注目しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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