「ここでやらなきゃ本当に終わり」先発抜擢の板倉滉が語った決意。25歳の誕生日は「忘れるくらい集中していた」

2022年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

吉田&冨安が不在で巡ってきたチャンス

最終予選で初先発した板倉。完封勝利に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 1月27日に開催されたカタール・ワールドカップ最終予選(グループB)の第7節で、勝点12で2位の日本は、同5で5位の中国を埼玉スタジアムに迎えた。

 立ち上がりから主導権を握った日本は、13分に大迫勇也のPKで幸先よく先制に成功する。その後も押し込み、61分には待望の追加点を奪取。途中出場で入ったばかりの中山雄太のクロスから、伊東純也がヘッドで合わせた。
【動画】中山雄太のピンポイントクロスに伊東純也が頭で合わせ、待望の追加点!

 試合はこのまま2―0でタイムアップ。日本はきっちりと勝点3を獲得した。

 試合後、故障で不在の吉田麻也と冨安健洋に代わって、川崎フロンターレ時代の先輩、谷口彰悟とともにCBを担った板倉滉が会見に出席。開口一番、「とにかく試合が終わったときに勝点3を獲れれば、それでいいと思って臨みました」と、ミッションクリアへの手応えを示すと、ようやく巡ってきたチャンスに、並々ならぬ決意で臨んでいたことを明かしている。
 
「もちろん最終予選というプレッシャーもありますし、センターバック不在で見ている人はたくさん不安材料あったと思いますけど、(個人的には)ここでやらなきゃ本当に終わりだと思ってやっていました。こうやって勝点3を獲れたことは良かったですし、次もしっかり勝点3を獲れるように変わらずやっていきたいです」

 シャルケで主軸として奮闘する若武者にとって、27日は25歳の誕生日だったが、最終予選で初先発を担ったことで、それどころではなかったようだ。

「結果的に点を獲れたら最高でしたけど。誕生日ということは忘れるくらい集中していましたね。まあ頭の片隅にはありましたけど。でもそれよりもやっぱり、チームの勝点3というのをとにかく獲りたいと思っていたので。まあ負けて祝われる誕生日と勝って祝われる誕生日は全然違うので、それは良かったです」

 4連勝を飾り、グループBの2位の座を死守した森保ジャパンは、2月1日に首位サウジアラビアとホームで激突する。板倉は再び勝点3を呼び込めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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