期待される直接FK弾に久保建英が持論。「決めてみて、改めて難しさは分かった」

2022年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「簡単に入るものではない。みんなもたぶん認識したほうがいい」

日本代表でも待望される直接FK弾。良質なボールを繰り出す久保の左足に注目だ。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 自分がキッカーを務めることが多いからこそ、その難しさを痛感している。

 最近の日本代表では、セットプレーからの得点だけでなく、直接FKによるゴールも限られたものになっている。そうした現状のなか、良質なボールを蹴れる久保建英にかかる期待は決して小さくない。所属するマジョルカでは、1月15日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の4回戦で圧巻のFK弾を披露してみせた。

 もっとも、久保は「決めてみて、改めて難しさは分かった」と言う。

 1月25日のオンライン取材に応じた20歳のレフティは、「FKは自分も蹴ることが多いので分かりますけど、すごく難しい」と話し、次のように続ける。

「トップレベルのフリーキッカーでも、年に何本も決められる人はそんなにいないと思う。そこまで簡単に入るものではないということを、みんなもたぶん認識したほうがいいのかな、と」
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 日本代表でめぼしいフリーキッカーが求められている風潮を、久保自身も認識している。ただ「そこまで簡単にポッと出てくるものでもない」とも考えている。

「練習で何本も決めるような選手が、試合の中で入らないとか。壁や試合の雰囲気とかでまったく変わってきますし」

 思うようにはいかない直接FKでのゴール。ただ、それを期待できる存在を森保ジャパンで探せば、やはり久保になる。ワールドカップのアジア最終予選という大きな舞台で待望されるFK弾を決めれば、日本はさらに勢いづくはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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