セルティックの公式YouTubeアカウントが、一問一答形式の前田大然のインタビュー動画を公開した。日本代表ストライカーは、随所でサポーターを喜ばせる答えを口にしている。

　自分を幸せにしてくれるのは「家族」、感動させてくれるのは「子どもの成長」と、家族に対する想いをうかがわせた一方で、好きなサッカーチームを聞かれると、前田は「セルティック」と答えた。

　さらに、「好きなノイズ？」との質問にも、前田は「セルティック・パークのファン、サポーターの歓声」と回答。日本人最高のサッカー選手を聞かれても、セルティックで活躍したOBである中村俊輔の名前を挙げている。

　もちろん、目標は大きい。サッカーで最高なのは「ゴールを決めたとき」と答えた前田は、セルティックで成し遂げたいことを問われると、「チャンピオン」とトロフィー獲得に意気込んだ。

　移籍して１か月も経っていないだけに、セルティックのファンを喜ばせる回答が少なくなかったのは当然だろう。だが、デビュー戦でゴールを挙げたことだけでなく、ピッチ外でのこういった振る舞いが、メディアやサポーターの心証を良くすることも確かだ。

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　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、Q&Aを伝える記事の中で、「マエダにはすぐにサポーターから応援されるようになる何かがある」と報じた。

「デビュー戦で得点すれば、評価を高めるのは当然だ。だが、最初の試合に出る前から、クラブに何をもたらしてくれるのか、本当に興奮があったというのが本当のところだ。ダイゼン、レオ・ハタテ、ヨウスケ・イデグチと来て、多くの人が見たかったのが横浜F・マリノスの元ストライカーだった」

　さらに、同メディアは「そして彼はがっかりさせていないと言うべきだろう。ピッチでは電光石火、ピッチの外でも楽しい性格。早くもマエダは周囲に受けている」と続けている。

「マエダは本当に、これ以上ないほどポジティブなかたちでキャリアをスタートさせた」

　２度目の欧州挑戦で上々のスタートを切ったことは間違いない。ワールドカップ予選で一時戦列を離れ、宿敵レンジャーズとのオールドファームには出場できなくなるが、再合流してから前田が再びグラスゴーの人々を熱狂させられるように願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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