イラン代表のエースが初の欧州5大リーグに参戦! レバークーゼンがユーベとの争奪戦を制して獲得

2022年01月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ゼニトではロシア・リーグ得点王に輝く活躍

イラン代表のエースであるアズモンは、3シーズン過ごしたゼニトを後にして、来シーズンからブンデスリーガの舞台に挑む。(C)Getty Images

 現地時間1月22日、レバークーゼンはロシアのゼニト・サンクトペテルブルクからイラン代表FWサルダル・アズムンを獲得したことを発表した。

 イラン代表のエースストライカーは、現行契約が終了する22年6月までゼニトでプレーし、22-23シーズンからレバークーゼンに渡ることになるという。新契約は27年6月までとなっている。

 現在27歳のアズムンは、13年1月に18歳でロシアのルビン・カザンに移籍すると、その後はロシア・リーグ一筋でプレー。19年から在籍するゼニトでは3度のリーグ王者に輝いたほか、類稀な決定力を活かして19-20シーズンにリーグ得点王を獲得している。

 2014年に19歳でデビューしたイラン代表ではこれまで60試合に出場。同国歴代3位となる39ゴールを奪うなど、近年はエースとして活躍し、現在行なわれているカタール・ワールドカップのアジア最終予選でも2ゴール・3アシストをマークしている。

【動画】アズムンのゼニトでのプレー集をチェック
 
 アジア屈指の実力を誇るストライカーの獲得には、強豪ユベントスやオイルマネーで潤うニューカッスルなども興味を示していたようだが、今回ブンデスリーガで3位と好調のレバークーゼンを新天地に選んだ。

 レバークーゼンのスポーツディレクターを務めるジモン・ロルフェスは、クラブの公式サイトで、今回の移籍決定について次のように語っている。

「大変喜ばしく思っている。アズムンは長年ロシア・リーグでトップクラスの得点力を披露しているストライカーだ。チャンピオンズ・リーグでも活躍し、国際レベルでも遺憾なくその才能を発揮している。彼が加わることで、我々の攻撃はさらに質を増し、強力なものになるだろう」

 念願のトップリーグへの移籍を決めたアズムン本人は、「ロシア最高のクラブからヨーロッパ最高のリーグのひとつに移籍することができた。レバークーゼンは本当に素晴らしいチームだ。僕は長い間このクラブを追いかけていたから今から本当にワクワクしているよ」とコメントしている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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