「ムカついたのか、もう帰れと…」内田篤人と大久保嘉人が鬼軍曹マガトの“過酷すぎる仕打ち”を回顧!「こわっ、リカバリーですよね?」

2022年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「お前が言ったら干されて、試合に出られなくなるから」

大久保氏(左端)と内田氏(右端)が恩師マガト(中央)について語った。(C)SOCCER DIGEST , Getty Images

 元日本代表DFの内田篤人氏が、DAZNで配信中の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回で、ゲスト出演した元日本代表FW大久保嘉人氏と、"鬼軍曹談義"に花を咲かせた。本編のほか、DAZNの公式YouTubeが配信している未公開シーンにも収録されている。

 内田氏がシャルケ、大久保氏がヴォルフスブルクで師事したのが、厳しい練習と規律で"鬼軍曹"の異名を取るフェリックス・マガト監督だ。

 内田氏が「マガトどうでした? 練習きつかったですか?」と尋ねると、大久保氏は「きついというか、予定が出ない」と答え、当時をこう振り返っている。

「負けたら急にミニキャンプとかするじゃん。友達がせっかく来てくれたのに、会えない。そういうのがきつかった」

 昨シーズン限りで現役を引退した39歳は、「朝6時から体育館で跳び箱とかやってた。寒いし…」と続け、指揮官が激怒したエピソードを明かしている。

「ヨーロッパリーグから帰ってきた時のリカバリーで、ボールを使って手で遊ぶようなやつをやって、みんなワイワイするじゃん。それを見たマガトは、ムカついたのか、『お前たち帰れ。帰らないなら走れ』と言って、ずっと走らされた。あるドイツ人が『言いに行くわ』となったんだけど、みんなが『お前が言ったら干されて、試合に出られなくなるから、みんなで言いに行こう』となって、みんなで言いにいって練習は終わった」

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 この話には、マガト流を経験している内田氏も思わず爆笑。「こわっ、リカバリーですよね? おかしいよ」と驚いた様子だった。

 ただ、鹿島アントラーズかた内田氏を獲得し、ヴォルフスブルク時代には長谷部誠(現フランクフルト)を重用するなど、"日本人好き"とも言われるドイツ人指揮官には、意外な面もあったようだ。

 大久保氏が「(俺には)優しかった」と言うと、内田氏も「たしかに、個別で日本人には優しかった」と共感。「でも、もう無理だな。あの練習はできない」と続けると、大久保氏も「俺も無理。ゴルフ場とか走った? ビビったよ」と相槌を打った。

 厳しい練習で知られる国見高出身の大久保氏にとっても、やはりマガトのトレーニングは過酷だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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