「プレーさせたくなかったが…」アルテタが冨安健洋の“ぶっつけ起用”を明かす。「彼は信じられないほどよくやっている」

2022年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

1失点目の場面も「彼は滑った」と擁護

負傷明けながらフル出場した冨安。(C)Getty Images

 現地時間1月20日に開催されたリーグカップ準決勝・第2レグで、アーセナルはリバプールとホームで対戦し、ディオゴ・ジョッタに奪われた2点で敗戦。スコアレスドローに終わった第1レグと合わせ、2戦合計0―2で、決勝進出とはならなかった。

 故障で欠場が続いていた冨安健洋は公式戦3試合ぶりに復帰し、右SBで即フル出場。しかし、先制を許した場面では、マッチアップしたジョッタに簡単に剥がされてしまったほか、ボールロストからピンチを招く場面もあり、本来のパフォーマンスとは程遠かった。
【動画】冨安がジョッタに剥がされ…アーセナルの痛恨失点場面

 クラブ公式サイトによれば、試合後の会見でミケル・アルテタ監督が冨安の状態に言及。ぶっつけ本番でこの一戦に臨んだことを明かしている。

「彼は信じられないほどよくやっている。プレーさせたくなかったが、セドリク(ソアレス)とカラム(チェンバース)が不在で、ディフェンダーがいなかったので、起用せざるを得なかったんだ。それを知った瞬間に、彼はプレーすると言ったよ。我々と一緒にトレーニングをすることもなく、それでも今日のようにプレーし、戦うことを望んでいた。だから、今いる選手たちをとても誇りに思うし、感謝している」
 
 また、1失点目の場面には、不運が重なったと同情を寄せている。

「彼は滑ったんだ。ボールをブロックしようとして、もう少しでボールを取れるところだったのに、滑ってしまって、そのあとボールが彼の足を通り抜けて、ジョッタがミスキックしたシュートは、キーパーとは逆の方向にいってしまった。だから、あれを防ぐのは難しかったと思う」

 昨シーズンは8位に終わり、欧州カップ戦の出場権を逃したアーセナルは、すでにFAカップも敗退しており、今回の敗戦で残る戦いはリーグ戦のみとなった。"一本の矢"に全振りできることは最大限ポジティブに捉え、現在の6位から逆転でトップ4入りを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】冨安がジョッタに剥がされ…アーセナルの痛恨失点場面(31秒~)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事