文字通り鮮烈なデビューを果たしたのが、川崎フロンターレからセルティックに新加入した旗手怜央だ。

　現地時間１月17日に開催されたスコットランド・リーグ第21節、日本人選手４人が所属するセルティックはハイバーニアンをホームに迎え、２-０の快勝を飾った。

　この試合で、時同じくして加入したFW前田大然とともにインサイドハーフで先発デビューを飾った24歳のMFは、４分にいきなり先制点を挙げた前田に引けをとらないパフォーマンスを披露した。

　敵GKの好守に阻まれたとはいえ、36分に際どいボレーシュートを放てば、的確なパスを前線に供給。驚異的な運動量で縦横無尽に走り回り、攻守に躍動した。前田を抑えて、マン・オブ・ザ・マッチに輝いたという事実が、その活躍ぶりを象徴している。

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　そのニューカマーを称賛したのが、セルティックのレジェンドであるジョン・ハートソンだ。現地メディア『footballscotland』によれば、『Go Radio Football Show』で、「クオリティの高さがにじみ出ていた」「さっそく感動させられたよ」と語っている。

　元ウェールズ代表FWは「彼のプレーをしっかり見た人は誰もいなかった」と話し、初めて見た日本代表MFのプレーに感嘆している。

「ハタテはパスが来たとき、ボールが届く前に次のプレーをどうすべきかを分かっていた。彼はちゃんとした選手だ。左足でトラップし、右足でパスを出していた。バランス感覚が素晴らしく、パスのレンジも良かった」

　レジェンドも絶賛した旗手。スコットランドでこれ以上ないスタートを切った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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