「お前はメッシじゃない」ルカクの不満発言をプレミアのレジェンドが“傲慢”とバッサリ!「チェルシーでは『大勢のひとり』だ」

2022年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とんでもないオウンゴール」

その発言が波紋を広げているルカク。(C)Getty Images

 復帰後わずか半年での衝撃発言には、批判の声も少なくない。

 夏にインテルからチェルシーに移籍したロメル・ルカクは先日、イタリア・メディアのインタビューで、トーマス・トゥヘル監督のシステムへの不満を吐露した。子どものころから応援してきたチェルシーでの活躍を望んで移籍したとしつつ、インテルとミラノの街への愛情を強調。インテルの宿敵ユベントスやミランへの移籍は「絶対ない」とし、いつか復帰したいと話した。

 イタリアでタイトルを獲得し、「ミラノの王」となったルカクだが、チェルシーでは望んでいたような活躍を残せていない。それだけに、今回の発言には厳しい声も寄せられている。現役時代にプレーしたプレミアリーグをよく知るイタリア人のパオロ・ディ・カーニオもそのひとりだ。

『FCINTER1908』によると、衛星放送『Sky Sport』で「このインタビューには考慮すべき様々な側面がある。そのひとつが、半年で屈したアスリートの弱さだ」と、ルカクを批判した。

「おそらく、彼はレベルの違いに気づかずにごう慢になってしまったんだろう。イタリアでは主役のひとりとして仲間とスクデットを獲得したが、彼はリオネル・メッシのような選手じゃない。ドゥバン・サパタでもインテルは優勝していたはずだ」
 
 このウェストハムのレジェンドは「彼が移籍したのは欧州王者のチームだ。イタリアの10倍難しく、マンチェスター・シティやリバプールのようなチームと競わなければいけないリーグだ」と続けている。

「チェルシーでは『大勢のひとり』なんだよ。自分がナンバーワンだと思っていたら、何も分かっていないということだ。しかもケガの問題があってからのことだ。彼抜きでチームはより良いプレーをしていた。ルカクはもろい選手なんだ。ああやって話して気質が強いように見えて、実際はこの上なくもろい」

 ルカクの発言を「とんでもないオウンゴールをしでかした」と表現したディ・カーニオは、29歳を前にしてイタリアで優勝できたという彼にとっては、チェルシーのようなチームで『大勢のひとり』であるだけでも大きなことなんだ」と述べている。

「最初の困難で彼は崩れ落ちた。少し前からトゥヘルは満足していないと思う。チェルシーは移籍金を後悔しているんじゃないか。振り返ってみたら、あれほどの額は必要なかった。クラブは侮辱されたと感じてもおかしくない」

 チェルシー上層部との話し合いが騒がれているルカクの今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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