「どうして片方だけ?」マンCに逆転負けのアーセナル、モニターチェックの一貫性のなさに不満爆発!「矛盾がある」

2022年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「レフェリーが自分でチェックすればいいじゃないか」

ウーデゴー(右)がGKエデルソンと接触し転倒した場面で、主審がモニターをチェックすることはなかった。(C)Getty Images

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の運用を巡って、アーセナル側が不満を爆発させている。

 現地時間1月1日に開催されたプレミアリーグ第21節で、冨安健洋の所属する4位のアーセナルは首位のマンチェスター・シティとホームで対戦。31分にブカヨ・サカが幸先よく先制点を奪うも、57分にPKでリャド・マハレズに同点弾を許すと、その2分後にはガブリエウ・マガリャンイスが2枚目のイエローカードを受け退場となったなかで、後半アディショナルタイムにロドリに勝ち越し点を献上。リーグ戦10連勝中のシティに痛恨の逆転負けを喫した。

 ただ、この敗戦は素直に受け入れられない部分があるようだ。英公共放送『BBC』によれば、コロナ感染の影響で不在のミケル・アルテタ監督の代役として指揮を執ったコーチのアルベルト・スタイフェンベルグは「VARを導入しているのだから、レフェリーが自分でチェックすればいいじゃないか。そうしなかったことにがっかりしている」と、モニターチェックの一貫性のなさに苦言を呈した。

 開始10分にマーティン・ウーデゴーが、ペナルティエリア内で相手GKエデルソンと接触し倒れるも、笛は吹かれず。主審がモニターで当該シーンを確認することもなかった。しかし、57分のグラニト・ジャカがベルナルド・シウバを倒した場面では、一度はノーファウルとなりながら、オンフィールドレビューの末に、判定が変更されていたのだ。

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 守護神のアーロン・ラムスデイルも納得がいかないようで、「2つの件を踏まえると、(片方だけ)モニターを見に行くことに矛盾がある」と疑問を投げかけている。

「(主審は)リアルタイムではどちらもノーペナルティと言ったのに、片方だけ見るように指示された。彼らのシーンはソフトだったけど、見るように言われ、ペナルティを与えてしまったんだ」

 一方、敵将のジョゼップ・グアルディオラ監督は「ベルナルド・シウバのはペナルティだ。マーティン・ウーデゴーについては、シャワーを浴びてからここに来たので(リプレイで)見ていない」と煙に巻いている。

 2022年もVAR論争が尽きることはなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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