選手権初ゴールは研鑽とひらめきが生んだセットプレー弾!宮崎日大が創部59年目の初勝利!【選手権2回戦】

2022年01月01日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

「小さな積み重ねが結果に繋がるんだな」

宮崎日大の選手権初ゴールは2年生DF外山が記録した。写真:徳原隆元

[高校選手権2回戦]宮崎日大1-0富山一/12月31日(金)/フクダ電子アリーナ

 2年連続2回目の出場となる宮崎日大が創部59年目にして、選手権で待望の初得点&初勝利を挙げた。

 立ち上がりは、7年連続32回目の出場となる伝統校・富山一に圧倒される。ルーズボールをことごとく奪われると、2分に大井優太郎(3年)に決定機を作られる。ペナルティエリア内至近距離のシュートをGK羽間友基(3年)が身体を張って食い止め事なきを得るが、危ない場面が続いた。

 DF外山将大(2年)が、「ガチガチで緊張していた」と語れば、朝倉大志監督も、「今日は自分たちの目指すサッカーが上手くできなかった」と認めるほど。

 それでもなんとか無失点で凌ぎ続けると、後半33分に歓喜の瞬間が訪れた。
 
 ペナルティエリア左手前でFKを得ると、キッカーの芥川蘭丸(2年)は、「直接狙おうと思っていたが、GKとディフェンスラインの距離が空いていたので、そこに入れれば合わせてくれると思った」とクロスを選択。

 鋭いボールに反応した外山がマークを振りほどき、頭でジャストミートさせネットを揺らした。

 外山は、選手権初得点に「素直にうれしかった」とし、「アシストしてくれたボールの質が素晴らしくて、僕もビックリしました。昨日もセットプレーの練習をしていましたが、あの形は初めて」と語る。

 また、ヘディングシュートについては、朝倉監督と二人三脚で練習を積み、「小さな積み重ねが結果に繋がるんだな」と実感したという。

 日々の研鑽とその場のひらめきが融合したこのゴールが決勝点となり、宮崎日大が選手権で初勝利を収めた。

 3回戦にコマを進めた宮崎日大は、指揮官が「今大会の目標」として掲げるベスト8以上をかけ、次戦で2大会前の覇者、静岡学園に挑む。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

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