マンU「夏の仕上がりチェック」新戦力4人が揃って上々のデビュー!|クラブ・アメリカ戦

2015年07月19日 山中忍

シュネデルランが決勝点、シュバインシュタイガーもさすがの貫禄。

後半から登場したシュバインシュタイガーは、中盤の底でさすがの貫禄を見せつけた。注目の背番号は23番だ。 (C) Getty Images

○マンチェスター・U 1-0 ●クラブ・アメリカ@シアトル(7月17日
[得点者]シュネデルラン
 
 昨シーズンは守備の乱れが目に付いたマンU。ファン・ハール監督が「守備面でのまとまり」を確認事項に挙げたプレシーズン初戦では、新戦力も45分ずつの出番でフィット感を示しながら零封勝利を収めた。
 
 シュネデルランはキャリックとの2ボランチで先発。本人曰く「前日の練習で取り組んだ通り」、ファーサイドでマタのクロスに合わせて決勝のヘディングまで決めてみせた。
 
 最終ラインでは右SBに加わったダルミアンが攻守に果敢な姿を披露。逆サイドのショーも、監督に「調整不足」を指摘された昨夏とは違う。
 
 補強が望まれるCBの位置では、2年目のブリントが自身第3のポジションをそつなくこなした。
 
 前線の新顔は、トップ下で起用されたデパイが好パフォーマンス。ルーニーのシュートが枠内なら1点もののチャンスを演出した。
 
 後半は、新たな大物シュバインシュタイガーが登場。中盤の底で敵とボールを呼び込んでは的確にパスを捌き、ワールドクラスの片鱗を窺わせた。
 
 一方、昨シーズン忘れられかけたヤヌザイが、シュートにボール奪取にとアピールを試みる姿も目を引いた。
 
 去就が注目される守護神のデ・ヘアは公称「ごく軽い怪我」で欠場したものの、指揮官も「納得」の肩ならし第1弾となった。
 
文:山中忍
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