ユベントス、ドラクスラー獲得でシャルケに具体的オファー

2015年07月17日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ユーベはゲッツェにも興味を示すが…。

シャルケの若き大黒柱ドラクスラーに、ユベントスがアプローチ。買い取りオプション付きのレンタルという条件を提示した。 (C) Getty Images

 ユベントスは、シャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの獲得で、7月16日にシャルケ側の仲介人と会談し、移籍金2500万ユーロ(約35億円)での買い取りオプション付きレンタルという条件を提示した。
 
 完全移籍や買い取り義務付きレンタルにしていないのは、昨シーズンの故障が完治して以前通りのパフォーマンスが出せるかどうかについて疑問が残っているため。その点が確認できれば、シャルケの希望に近い移籍金を支払ってもいいというのがユーベ側のスタンスだ。
 
 もうひとり興味を持っているターゲットが、バイエルンのドイツ代表マリオ・ゲッツェだ。しかし現時点では、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の戦術に合うかどうかについて一抹の疑問も残っており、具体的な獲得への動きには発展していない。いずれにしても、15日に基本合意に達したアルトゥーロ・ビダルの移籍とは切り離した形になる。
 
 そのビダルの移籍について、ユーベとバイエルンは詳細の詰めを進め、移籍金3700万ユーロ(約51億8000万円)+ボーナス300万ユーロ(約4億2000万円)という条件を確定した。
 
 ビダルは週明けの月曜または火曜日にミュンヘン入りしてメディカルチェックを受け、契約書にサインする見通しだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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